港区には、東京23区内の自然の山で最も標高が高い「愛宕山」があります。
高層ビルが存在しなかった時代は、江戸・東京中の景色が愛宕山から見られたそうです。
その山頂にある神社が「愛宕神社」です。
この愛宕神社は「出世の石段」と呼ばれるとても急な石階段があり、商売繁盛などの神様として、よく知られています。
愛宕神社の歴史
元々は、徳川家康公の命により、江戸の街を守る防火の神様として祀られたことが愛宕神社のきっかけです。

愛宕山は東京23区内の自然山で最も標高が高かったため、江戸城にも近く、江戸の街を見渡せるこの場所は適所だったと思われます。
そのため、愛宕神社は現在でも「防火・防災など火に関する守りの神様」として祀られております。
愛宕神社のご利益
- 防火など火に関するもの
- 印刷・コンピューターに関するもの
- 商売繁盛
- 恋愛・結婚・縁結び
出世の石段(男坂)
愛宕神社と言えば、急な石段で知られる出世の石段が有名です。

徳川家光公が増上寺参拝の帰り道で、愛宕山にある梅を部下に命じましたが、誰も名乗り出なかったところ、四国丸亀藩の家臣で曲垣平九郎という方が、馬で石段を登り献上されたことに因みます。
この方以外にも「馬で出世の石段を登った人の記録」が江戸時代以降もあるそうです。
毎日多くの人が登る石段
この石段はとても急な階段ですが、毎日多くの方が登られてお参りをされております。
ただ、階段が急すぎるため、「エレベーター」や「車で愛宕山を登れる車道」がありますので、階段を登ることが難しい人でも参拝が出来るようになっております。
因みにこの石段で「トレーニング」をすることは禁止されておりますので、ご注意ください😌