根津神社は東京都文京区にある都内でも有数の「歴史がある神社」となります。
その歴史は本当に古く、日本武尊がこの地に約1900年前に創祀を行ったと言われており、江戸の街が出来る遥か昔より存在していたと言われています。
現在では文京区の閑静な住宅街となっておりますが、1900前からこの場所に神社があったとは歴史を感じます。
根津神社とは
根津神社は1975年に昭和天皇即位50周年奉祝を祝い、東京23区内の10の神社が選ばれ、現在では「東京十社巡り」の観光地となっています。
神社名 | 根津神社 |
主祭神 | 須佐之男命(スサノオノミコト) 大山咋命(オオヤマクイノミコト) 誉田別命(ホンダワケノミコト) |
住所 | 東京都文京区根津1丁目28番9号 |
アクセス | 東京メトロ南北線「東大前」駅 東京メトロ千代田線「根津」駅 東京メトロ千代田線「千駄木」駅 都営地下鉄三田線「白山」駅 いずれも約5分程度の距離 |
電話番号 | 03-3822-0753 |
時間 | 9時〜17時 |
元々は明治天皇が定めた「勅祭社」として、天皇が勅使を派遣する神社として、元々お住まいであった畿内の「畿内二十二社」に合わせて、東京近郊の神社12社を「准勅祭社」としたことが始まりです。
神社として現在のような形に整えられたのは、江戸の街の基礎を整えた太田道灌が行いました。この太田道灌が根津神社最初の社殿を建設しております。
現在の社殿は江戸幕府五代将軍:徳川綱吉が社殿を建設しており、完成は第六代:徳川家宣の時代です。
この社殿・唐門・塀・楼門は国の重要文化財として、登録をされています。
また境内は「つつじの名所」としても知られています。
文豪とゆかりのある神社
根津神社の近所に夏目漱石や森鴎外が住んでいたこともあり、作品の中で根津神社が出てくる場面が多くあります。
文豪に親しまれる身近な神社としても、根津神社は歴史上に人物に影響を与えています。
文豪名 | 作品 |
森鴎外 | 青年 |
森鴎外 | 細木香以 |
夏目漱石 | 道草 |
高村光雲 | 幕末維新懐古談 |
※他にも多くの文豪の作品に出る神社です。
境内には稲荷神社
境内には稲荷神社(乙女稲荷神社・駒込稲荷神社)があります。
京都・伏見にある伏見稲荷大社のような「赤鳥居」の通路がとても印象的です。
乙女稲荷神社は根津神社の遷座時に祀られました。
駒込稲荷神社は徳川家宣が旧甲府藩邸時代の守り神として祀られたもので、本殿の遷座に伴って末社とされたものです。
駅から近く気軽にお参りしやすい神社
東京メトロ「東大前駅」「根津駅」「千駄木駅」から徒歩数分で到着する場所にあるため、気軽にお参りができやすい神社です。
境内もそこまで広くなく、長時間歩くこともありません。
近年「谷根千」として注目をされる地域であり、根津神社以外でも街を巡る楽しみのある地域です。
根津神社にお参りをしながら、近隣散策も楽しみの一つになります😌