2023年3月27日:文化庁が東京から京都へ移転となりました。
この文化庁の移転は、明治以降「中央省庁が東京から地方」に移転した最初の事例となり、東京一極集中によるリスクを避けるための機能移転となります。
場所は旧:京都府警察本部本館となり、日本一古い警察本部の建物でした。
手狭となっていた京都府警察本部が新築移転を行い、この建物を改装して文化庁が入居することになりました。
日本は首都:東京が政治・経済・文化の中心とされており、各省庁の機能はすべて東京に集約されていました。
今回の文化庁の移転は、東京一極集中を回避するための取り組みとなり、東京から省庁機能を分散させる革新的な取り組みとなります。
省庁の移転は、就業人数や地域活性化にもつながるため、今後も京都周辺の街の活性化が期待されています。
【全国の不動産開発・不動産投資 無料情報サイト】
不動産クラウドファンディングFUNDROP
自己資金0円、投資未経験でもOK!失敗しない中古マンション投資なら【GA technologies】
不動産投資のプロ JPリターンズの無料動画セミナー
スマホで学ぶ資産形成
文化庁移転:旧・京都府警察本部本館改装
建物名称 | 旧:京都府警察本部本館 |
住所 | 京都府京都市上京区下立売通新町西入薮之内町(京都府庁敷地内) |
建築年度 | 昭和3年(1928 年) |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上3階・地下1階・塔屋 |
高さ | 14.64m |
明治以降、中央省庁初の地方移転計画
文化庁の移転計画は、近代日本である「明治政府発足」以来初の「中央省庁移転」となります。
以前より、東京への一極集中が日本のリスクと言われ懸念されており、東京が災害などの有事の際には全ての行政機能が停止するリスク課題があるための移転となります。
京都は東京に首都機能が移転するまで、平安時代から1000年以上首都であり続けた都であり、今回の文化庁の移転は京都の街に適しているのではないかと思います。
建物も新しく建設するのではなく「旧:京都府警察本部本館」を活かした建物を再利用します。この建物は昭和3年に建設された「全国の警察本部で最も古い建物」であり、この建物自体も歴史価値がある建物です。
各省庁に先駆けての文化庁京都移転と課題
2023年3月27日に移転した文化庁は明治以降初の中央省庁移転となりました。
この文化庁の移転をきっかけに各省庁が地方に分散し、東京一極集中のリスク回避ができればと期待されています。しかし実際にはなかなか上手くいかない現状があります。
- 中央省庁に関わる多くの職員
- 移転先候補地の選定・入居する建物の確保
- 東京にあることで円滑になっていた業務効率化
これらの問題があり、地方に中央省庁が移転することで不具合となってしまうケースもあることが現状です。
しかし東京の災害などの有事の際、省庁の機能が停止をすることなく稼働を続ける環境作りが今後の政府には求められます。
中央省庁の地方移転は地方活性化のきっかけになる
中央省庁の地方移転は居住人口、地域行政・経済の活性化などのきっかけになります。
すべての中央省庁や経済が集中する東京はメガシティとして、世界一の経済圏となっていますが、東京の災害リスクを考えますと、自然災害が多い日本では心配な部分が多くあります。
首都:東京と地方との連携や交通の整備、業務効率改善などを整え、地方でも行政運営ができるような体制づくりが今後求められるのではないでしょうか。
【全国の不動産開発・不動産投資 無料情報サイト】
不動産クラウドファンディングFUNDROP
自己資金0円、投資未経験でもOK!失敗しない中古マンション投資なら【GA technologies】
不動産投資のプロ JPリターンズの無料動画セミナー
スマホで学ぶ資産形成
東京と地方を繋ぐ鉄道・交通インフラ整備に関するリンク
東京と地方を繋ぐ交通インフラは、日本一体での経済圏を確立するために必要です。
リニア中央新幹線や整備新幹線計画など、国内移動の時間を短縮し効率よい移動・経済圏の確立が今後更に重要となります。