JR品川駅北口広場・新駅ビル再開発まちづくり計画:高輪ゲートウェイ側道路の建設

品川駅は駅周辺で再開発計画がを多数抱えており、品川駅の地下ではJR東海が進める「リニア中央新幹線:品川駅」の建設が進んでいます。

品川駅には現在「高輪口(西口)」と「港南口(東口)」があり、これらの通路は東西自由通路で行き来が可能ですが、新たに「高輪ゲートウェイ側に北口」を設置する計画があります。

新しく北口が設置をされると「品川駅と高輪ゲートウェイ駅」が遠回りをせず、直線距離で向かうことができるようになり、新たな人の動線が生まれることになります。

完成時期は高輪ゲートウェイの周辺再開発状況の進捗次第ということもあり現状未定ですが、この品川駅北口が完成すると、再開発中の高輪ゲートウェイシティ方面と直接徒歩で品川駅との移動が可能になります。

2023年5月12日の発表によると、完成予定時期は品川駅北口は2027年度、品川駅北口駅ビルは2030年度の予定となり本格的に工事が進みます。

品川駅周辺の不動産開発はリニア中央新幹線の建設もあり、今後東京都内でも特に注目をされる地域となり、周辺の不動産開発・不動産投資・住まいなどの情報には特に注目が集まります。

【JR・京急品川駅周辺・鉄道沿線:不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】






JR品川駅北口駅改良・駅ビル整備事業 概要

JR品川駅は現在駅本体・駅周辺と合わせて、東京都内でも大規模再開発計画が進行している駅の一つです。隣接する京急品川駅を合わせ一体となった駅ビルの建設・駅改良工事が進んでおり、駅構内では大規模な工事が進められています。

品川駅自体の既存改良・周辺の再開発だけでなく、東海道新幹線:品川駅地下では「リニア中央新幹線」の建設工事も行われており、完成すれば「品川〜名古屋が最速40分」「品川〜新大阪が最速67分」で行き来ができるようになります。

品川駅西側:京急品川駅では地平化と駅ホームの増設工事が進められ、更に品川駅と国道15号線を超えた先「シナガワグース」を含む再開発地域と品川駅をデッキで繋ぐ計画があります。

品川駅は東京6大ターミナル駅でも最も羽田空港に近く、更にリニア中央新幹線の始発駅になることから、北に接する高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発同様、東京都内でも都市開発・再開発重点地域とされています。

JR品川駅北口改札付近:完成イメージ(JR東日本ホームページより)
事業名称品川駅北口駅改良・駅ビル整備事業
住所東京都港区港南2丁目66番・高輪3丁目464番
アクセスJR品川駅構内・北改札内通路に隣接
工事内容北口改札2カ所設置・通路拡張(7m⇨18m)・8基のエレベーター設置・商業施設の拡張
着工2022年8月予定
完成予定2031年11月下旬
品川駅北口開設予定時期2027年度
階数・高さ地上10階・地下1階・高さ53.31m(最高59.00m)
1階:ホーム
2階:改札
3階〜6階:商業施設
7階〜10階:駅事務室
用途駅施設・店舗・事務所・有料駐車場等
敷地面積34,900.00㎡
建築面積11,020.00㎡(18,130.00㎡)
延面積49,340.00㎡(59,680.00㎡)
建築主東日本旅客鉄道株式会社
設計者東日本旅客鉄道株式会社
施工者株式会社大林組
JR品川駅拡張予定部分。赤で囲まれた部分を拡張(JR東日本ホームページより)
JR品川駅北通路拡張部のイメージ(JR東日本ホームページより)
品川駅高輪口の柱に設置された工事概要(2022年5月時点)

東京メトロ南北線:品川駅への延伸・品川駅初の地下鉄

品川駅の西口の国道15号線直下では「東京メトロ南北線」が白金高輪駅から品川駅へ延伸される工事が進められています。

開通予定は2030年代となりますが、品川駅に初の地下鉄が乗り入れを行うことになり、今まで東京メトロの中では都心・副都心の主要駅を通らない東京メトロ南北線が品川駅と繋がることで、主力路線として存在感を増すことになります。

既存駅である白金高輪駅から品川駅への途中駅には駅は建設されませんが、東京メトロ南北線の路線が直通する埼玉高速鉄道から品川駅まで乗り換えなしで移動ができるようになり、さいたま市や川口市にお住まいの方にも良い影響があります。

品川駅への地下鉄延伸は埼玉高速鉄道・東京メトロ南北線沿線の再開発・まちづくり計画にも良い影響が予想されます。

高輪ゲートウェイ駅・高輪ゲートウェイシティと繋がる品川駅

品川駅周辺再開発地域・プロジェクトマップ(国土交通省資料)

品川駅から2022年現在、高輪ゲートウェイ方面に向かうには「品川駅高輪口より国道15号(第一京浜)沿いを徒歩で移動する必要があります。

このままの導線では、高輪ゲートウェイ周辺の再開発が完了しても、品川駅高輪口から大回りを行う形になるため、直接高輪ゲートウェイシティ方面に接続できる「品川駅北口・北口駅前広場」の整備を行います。

品川駅北口の整備を行うことで、駅入口に向かう車の分散ができることになり、品川駅周辺の交通渋滞の緩和にも繋がります。

羽田空港の利用者増と将来のリニア中央新幹線の開業により、利用者が急増する見込みがある品川駅は今から駅本体、駅周辺の道路環境整備が必要です。

JR品川駅北口改札は2027年度・品川駅北口駅ビルは2030年度の完成予定

JR品川駅に新しく設置される「北口」「北口駅ビル」のイメージパース

新しく建設されるJR品川駅北口改札は2027年度の設置予定、品川駅北口駅ビルは2030年度を目標に開業を行う予定です。

品川駅に新しく北口が開設されることで、大規模再開発・超高層ビル建設が行われている「高輪ゲートウェイ駅」方面への移動をスムーズにできるようになります。

2027年度の北口改札設置時には、高速バス乗り場とタクシー乗り場も整備される予定です。

この品川駅北口駅ビルは品川駅ホーム1番線から15番線の東西を跨ぐ上に設置され、JR東日本の駅ビルの中でも特に大規模な駅ビルとなります。

品川駅の改良は周辺の再開発に良い影響を与える

品川駅の改良は周辺の人の流れや再開発計画に良い影響を与えます。

品川駅は、北口の新設、北改札内通路の拡張だけではなく、京急線の地上駅化、国道15号の頭上に歩行者用通路を作り、周辺のビルとの行き来を容易にする計画があります。

将来の品川駅西口(高輪口)イメージ:国土交通省資料

駅施設の改良、駅の利用者、駅周辺の人の導線を整えることにより、周辺の商業施設などにスムーズに移動を行うことができるようになり、人の流動性が活発になります。

品川駅は駅利用者が元々多い駅ではありましたが、高輪口側の駅施設が古く、京急線のみ高架駅であることが人の導線を遮るという課題がありました。

そして品川駅高輪口周辺の施設は古い施設が目立ち真新しさがなかった地域でしたが、元々の利便性の良さや高輪ゲートウェイ地区の影響から多くの再開発計画が進んでいます。

シナガワグースの再開発、品川プリンスホテル周辺再開発など、品川駅高輪口は大きな再開発計画が進められており、将来的に東京都内でも一気に景観が変わる地域となります。

【JR・京急品川駅・品川駅の鉄道沿線:不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】






JR・京急:品川駅周辺再開発・鉄道新線建設計画

品川駅はリニア中央新幹線の始発駅となることが決定しており、他高輪口の駅ビル建て替え、駅前広場の再開発が控えています。

品川〜名古屋を東海道新幹線の半分以下の時間で移動できるリニア中央新幹線です。
品川駅高輪口の駅舎建設・京急品川駅地平化の再開発です。
品川駅前にあったシナガワグース跡地の再開発です。トヨタ自動車も関わる事業です。
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