築地本願寺は一般の方でもよくご存知の「関東における浄土真宗本願寺派」の本山です。
東京都中央区という東京の都心にあり、利便もよくいつでも気軽にお参りができる寺院です。
築地本願寺は浄土真宗本願寺の本山でありながら、新しい取り組みを積極的に行う寺院でもあります。
築地本願寺の概要
「築地本願寺」は京都市にある西本願寺の「唯一の直轄寺院」です。
元々は西本願寺の別院として、江戸時代に日本橋横山町に建設されたものが、明暦の大火で消失し現在の築地に移転を行ったことが始まりです。
意外と築地本願寺という名称が正式名になったことは最近(2021年)であり、それまでは「本願寺築地別院」が正式名称でした。
名称 | 浄土真宗本願寺派 築地本願寺 |
住所 | 東京都中央区築地三丁目15番1号 |
アクセス | 東京メトロ日比谷線「築地」駅 出口1直結 東京メトロ有楽町線「新富町」駅 出口4 徒歩5分 都営浅草線「東銀座」駅 出口5 徒歩5分 都営大江戸線「築地市場」駅 出口A5 徒歩5分 |
設立 | 1617年 |
電話番号 | 0120-792-048(コンタクトセンター) |
多くの著名人・経営者のお葬式が行われた寺院
築地本願寺は都心部という立地、交通の良さがありながら、敷地面積も都心部有数の寺院のため、今まで数多くの著名人・会社経営者などのお葬式が行われてきました。
代表的な著名人としては、
- X JAPANのhideさん
- 竹下登元首相
- 勝新太郎さん
- 大島渚さん
- 中村勘三郎さん
- 山岡久乃さん
- 大塚実さん(大塚商会創業者)
数多くの著名人のお葬式が築地本願寺では行われております。
以外にも著名人や経営者のお葬式だけではなく、「一般の方」もこちらの築地本願寺でお葬式を行うことが出来ます。
金額は本堂:400万円
本堂隣りの「第二伝道会館」:80万円
都心の誰もが知る寺院でお葬式が行えるため、問い合わせも比較的多くあるそうです。
築地本願寺は大規模葬、社葬だけではなく、「一般葬」や「家族葬」も行うことが出来ます。
築地本願寺の「寺と」プロジェクト
築地本願寺はかつての人とお寺が密接だった時代を、現代版に形を変えて取り組むべく「寺と」プロジェクトと題し、取り組みを始めております。
昔はお葬式や法事だけではなく、暮らしの困りごとはお寺に多くの相談を行っていた時代がありました。
主な暮らしの悩み事などを相談する役割は、自分で気軽に調べることができるインターネット等に移り変わってしまいましたが、近くに寄り添うお寺であり続けるために、このプロジェクトを始められました。
現在の築地本願寺トップは銀行員・経営コンサルタント出身
築地本願寺の新しい取り組みとして、代々の仏門出身者ではなく、銀行出身者である安永雄玄さんを宗務長・代表社員として任命し、仏事だけではなく経営の側面から築地本願寺の運営を行っております。
元々知名度が高く、利便性も良い立地のため、集客には困っていない印象があったのですが、これからの時代の寺院の在り方を考え、一般の方に親しみやすい寺院運営を考えています。
インフォメーションセンター併設カフェの設置
築地本願寺は2017年、外国人や他宗教との垣根を超える活動の一環として、インフォメーションセンターを併設したカフェを設置しました。
本堂などへのお参りだけではなく、気軽に一般の方が築地本願寺内で過ごせる空間を作るために設置され、訪れる方の日常に溶け込む築地本願寺を目指しています。
新しい合同供養墓の設置
築地本願寺は敷地内に「合同墓」を設置しております。
価格は30万円〜の準備があり、生前からお一人の方でもお申し込みが可能なお墓となっております。
合同墓は「他所の方とお骨が混ざるところが多い」のですが、この築地本願寺の合同墓は「他所の方とお骨が一緒になることがない種類」の準備があります。
東京の都心にありながら、価格もお手頃となりますので事前に契約をされる方、身内のお葬式を終えられたご家族からのお問い合わせ、契約がほぼ毎日ございます。
また、色々な事情があり先祖代々のお墓を守ることが難しく、元々あったお墓の「お墓じまい」を行い、築地本願寺に移られたい方からの問い合わせも多いです。
名称 | 築地本願寺 合同墓 |
合同墓費用 | 30万円(合同供養区画費用) 50万円(個別保管 6年) 100万円(個別保管 32年) |
年間管理費 | なし |
宗旨宗派 | どの宗派の方でも納骨可能 |
問い合わせ電話 | 0120−792−018 |
その他「お墓の総合相談サイト」として下記などの「お墓探し」のサイトもあります。
日本最大級のお墓ポータルサイト「いいお墓」 すべてのお客様にお墓を適正価格で【墓石ナビ】より開かれたお寺を目指す
築地本願寺のコンセプトは「より開かれたお寺を目指す」
お葬式やお墓などの仏事ごとの相談から、日常で訪れる寺院であり続けるため、新しい取り組みを積極的に取り入れて行っております。
コロナ禍になった際の「オンラインでの法事配信」も築地本願寺は率先して行いました。
昔からの文化を大切にしながらも、新しい発想を持ち続ける寺院が築地本願寺です😌