藤沢駅南北自由通路拡幅整備事業は、JR・小田急・江ノ島電鉄の3社の乗り換え駅である藤沢駅の構内を広げ、3社間の乗り換えをスムーズに行うための整備事業です。
2022年現在、JRと江ノ島電鉄は2階のデッキ部分にて乗り換えが可能ですが、小田急電鉄のみ1階のみの改札口となり、乗り換えが不便な状態です。
また藤沢駅は利用者が多い駅になりますが、JR東西自由通路の幅が狭く、動線も悪いため乗り換え時に人とぶつかりやすい構造をしております。
これらの改善を行うため、駅改札内の乗り換え口の新設、拡張、東西自由通路を含めた藤沢駅全体の拡張工事を行います。
藤沢駅の改良工事は規模が大きく、常に多くの利用者がいる駅の改良工事となるため、第1期・第2期と工事を分けて行う計画となります。
先行して整備される工事第1期の「JR藤沢駅改札の隣に小田急線藤沢駅の改札新設」は令和9年度を見込んでおります。
【首都圏再開発に関する書籍】
【藤沢駅・JR東海道線沿線:不動産開発・住まいへの情報】
藤沢駅:南北自由通路拡幅整備事業
事業名 | 藤沢駅南北自由通路拡幅整備事業 |
内容 | JR藤沢駅南北自由通路拡張 小田急江ノ島線:藤沢駅2階メイン改札の新設 JR藤沢駅改札前:JR事務所の移転 JR・小田急藤沢駅コンコースの拡張・改札の新設 |
完成時期 | 第1期:令和9年度(2027年度)予定 第2期:第1期完成次第・現状未定 |
狭い藤沢駅構内を拡張:JR・小田急・江ノ電の乗り換えを簡単にする工事
藤沢駅南北自由通路拡幅整備事業は、JR・小田急・江ノ島電鉄の3社が乗り入れを行う藤沢駅の拡張を行う工事です。
藤沢駅は複数鉄道路線の乗り換え駅となり、平日・休日問わず数多くの方が利用をする総合駅です。
しかし、各社の乗り換え時には課題があり、JRと江ノ島電鉄は2階デッキ、小田急のみ1階に改札がある構造をしております。
乗り換え口を2階デッキの高さに統一を行い、またJR・小田急の改札内には「JR・小田急の直接乗り換え口」を設置します。
これにより藤沢駅の自由通路に出ることなく、JR・小田急の利用者が直接改札内で乗り換えをすることができるようになります。
第1期:JR藤沢駅南北自由通路に小田急線改札を新設
藤沢駅の拡張工事は第1期と第2期に分けて工事を行います。
第1期工事では南北自由通路の北側(小田急線直上)を拡張し、自由通路に小田急線の改札を新設します。
2022年現在、JR・江ノ電が2階デッキから乗り換えができるのに対し、小田急線のみが1階のみに改札がある構造ですが、JR・江ノ電と同様に2階から小田急線に乗り換えができるようにします。
また小田急の1階改札は全て廃止にせず、一部は残す予定となります。
藤沢駅は小田急線の利用者が多く、小田急線の駅全体で4番目の利用者の多さの駅です。(2021年度)
利用者が多い駅だからこそ、鉄道事業者同士の乗り換え動線の改善は特に重要になります。
第2期:JR事務室・みどりの窓口を移転・駅ナカコンコースを設置
2022年現在、JR藤沢駅改札の正面には「みどりの窓口」をはじめとするJRの事務所や飲食店があります。
この場所がちょうど東西自由通路の中心にあるため、東西自由通路や改札正面の視認性が悪く、不便な状態が続いています。そのため以前よりこの場所から移転ができないかと話がありました。
計画ではこの場所にあるJR事務室とみどりの窓口を新設される駅ナカコンコースに移転、JR藤沢駅の南北自由通路を幅を広げて移動がスムーズにできるように拡張を行います。
またJRと小田急が直接乗り換えができるように直接繋がる改札を新設を行います。
JR・小田急「藤沢駅の改良」により、藤沢駅全体の利用がしやすくなり、周辺の動線がスムーズになります。
また、駅再開発による「藤沢駅周辺の不動産開発・投資にも良い影響がある」と思われ、神奈川県湘南エリアの中心駅である藤沢駅周辺の活性化が期待されています。
【藤沢駅・JR東海道線沿線:不動産開発・住まいへの情報】
注目の首都圏の鉄道に関する改良・再開発・直通運転計画
首都圏では多くの直通運転計画・駅改良工事が行われております。駅の利便性・街の景観を整え、分断の解消が目的となります。