福岡市営地下鉄七隈線は福岡市内を走る3路線目の地下鉄となり、福岡市内南西部の「橋本駅」から福岡市の都心・天神にある「天神南駅」までの路線です。
天神南駅は福岡市営地下鉄空港線「天神駅」との乗り換え駅ですが、以前より乗り換え距離が長く不便であるとの話があり、博多駅方面への乗り換えには不便でした。
しかし待望となる「2023年3月27日に福岡市営地下鉄七隈線が天神南駅から中間新駅:櫛田神社前駅を経由して、博多駅まで延伸します」
七隈線の延伸により、七隈線が通る福岡市南西部から乗り換えなしで「博多駅まで移動」をすることができるようになります。
そしてこの七隈線は更に「福岡空港国際線ターミナル方面」への延伸が検討されており、完成すると今まで、国際線ターミナルへは「空港線の福岡空港駅からバスで国際線まで移動」が必要だった現状から、アクセスが大幅に改善されることになります。
福岡市営地下鉄七隈線の延伸は、福岡市内で久しぶりの鉄道に関する大きなニュースとなり、沿線の不動産開発や投資などが今後積極的に行われると思われます。
全国で人口減少となっている中、福岡市は全国でも人口が増え続けている街として注目されており、福岡市営地下鉄七隈線の延伸によって、街全体の更なる活性化が期待されています。
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福岡市営地下鉄七隈線「天神南駅〜博多駅」延伸事業
事業内容 | 福岡市営地下鉄七隈線「天神南駅〜博多駅」延伸事業 |
延伸区間 | 天神南駅~博多駅 |
駅新設 | 櫛田神社前駅・博多駅 |
建設キロ | 約1.4km(営業キロ 約1.6km) |
建設費用 | 約587億円 |
工法 | 全線地下式(シールド工法・開削工法・ナトム工法・アンダーピニング工法) |
乗車人数 | 約8.2万人(うち、新規利用者数・約2.3万人) |
開業予定 | 2023年(令和5年)3月27日 |
【博多駅の位置】福岡市営地下鉄七隈線:博多駅「はかた駅前通り」の地下に建設される。
福岡市営地下鉄七隈線は2005年2月3日に福岡市西区の橋本駅から福岡市中央区の天神南駅までの区間を運行する福岡市の3番目の地下鉄として開業をしました。
橋本駅から福岡市の南西部の住宅街を通り、福岡市の繁華街である天神南駅まで至る地下鉄路線となり、天神南駅では地下鉄空港線:天神駅や西鉄福岡(天神)駅と乗り換えが可能です。
福岡市営地下鉄七隈線の乗り換え可能な駅は西鉄と乗り換えが可能な天神南駅と薬院駅のみとなり、他の七隈線の駅は七隈線単独駅となります。
沿線には住宅街の他に大学などもあり、学生の利用者も比較的多い路線です。
2023年3月26日までは天神南駅が終点ですが、3月27日に博多駅方面に延伸・営業運転が始まり、博多駅まで乗り換えなしで七隈線沿線から行くことができるようになります。
福岡市営地下鉄七隈線:駅一覧
全列車:橋本駅から天神南駅まで運転。2023年3月27日以降の延伸開業時も「全線通し運転」
朝ラッシュ時「3分〜4分間隔」の運転
- 橋本駅
- 次郎丸駅
- 賀茂駅
- 野芥駅
- 梅林駅
- 福大前駅
- 七隈駅
- 金山駅
- 茶山駅
- 別府駅
- 六本松駅
- 桜坂駅
- 薬院大通駅
- 薬院駅(西鉄乗り換え)
- 渡辺通駅
- 天神南駅(西鉄・福岡市営地下鉄空港線乗り換え)
- 櫛田神社前駅(2023年3月27日開業)
- 博多駅(2023年3月27日開業)
七隈線延伸工事中の「はかた駅前通り陥没事故」を経て延伸開業
福岡市営地下鉄七隈線延伸工事は当初はもっと早い時期での開業の予定でした。
しかし、平成28年11月8日早朝に発生した工事現場の地上部「はかた駅前通り」で陥没事故が発生したことが大きな原因となり、七隈線の開業が予定時期より長引くことになりました。
当時都市部での大規模陥没事故ということもあり、地方版ニュースだけではなく、全国版ニュースでも取り上げられています。
この事故は朝が早い時間帯だったこともあり人的被害はなかったことは幸いでしたが、陥没した道の目の前の店舗が暫く休業になるなどの影響がありました。
この大規模事故を経てようやく延伸開業を行うことになり、福岡市営地下鉄の悲願との言える地下鉄延伸となります。
七隈線沿線から博多駅まで最大14分短縮
現在博多駅・福岡空港駅方面まで向かうには、暫定の七隈線の終点駅・乗り換え駅となっている「天神南駅」で必ず乗り換えが必要です。
天神南駅は駅名通り天神の南端にある駅となり、福岡市営地下鉄空港線:天神駅とは地下街を通じて移動ができますが、乗り換えまでの距離があります。
七隈線が延伸することで、山陽・九州新幹線・JR在来線との乗り換え・ターミナル駅である博多駅まで、七隈線沿線駅から乗り換え不要で移動が可能となり、七隈線沿線駅から博多駅までのアクセスが向上します。
福岡市営地下鉄七隈線延伸区間の中間駅:櫛田神社前駅の開業
福岡市営地下鉄七隈線の延伸により、2つの駅が建設されます。
一つは七隈線の終点駅となる「博多駅」ですが、もう一つ大型商業施設「キャナルシティ博多」の北に新しく「櫛田神社前駅」を設置します。
大型商業施設「キャナルシティ博多」にはこの「櫛田神社前駅」が最寄駅となります。
既存の福岡市営地下鉄の駅「空港線・祇園駅」やJR博多駅からでもキャナルシティ博多への徒歩で移動ができますが、徒歩10分以上は必要であり鉄道での移動は不便でした。
しかし今回最寄駅として「櫛田神社前駅」が設置されることになり、駅からのアクセスが向上し、キャナルシティへ楽に移動ができるようになります。
将来は「福岡空港国際線ターミナル」までの延伸を検討
2023年3月27日の七隈線延伸では「天神南駅から博多駅」までの開業となりますが、その先の福岡空港国際線ターミナル」までの延伸が検討されています。
現在でも地下鉄空港線で福岡空港駅へ行くことができますが、福岡空港駅は「国内線直下にあるのターミナル駅」となり、国際線を利用する場合は「バスでの移動が必要になります」
以前より福岡空港の国際線ターミナルに行くには「バスや車での移動のみのため不自由」という意見がありました。
実現するかもしれない将来の地下鉄七隈線の延伸により、博多駅から福岡空港国際線ターミナルまでが繋がれば、空港内バスに乗ることなく直接国際線ターミナルに行くことができるようになります。
まだ検討段階の計画ですが、この計画が進み将来開通をすれば、福岡市内、福岡市近郊の人口が増え続けるための交通インフラが更に整います。
福岡市は全国の都市の中でも人口増加が著しい街となり、今後も不動産開発・不動産投資の情報に注目が集まります。
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全国注目の鉄道延伸・直通運転計画
全国には首都圏、関西圏を中心に数多くの鉄道延伸、他社路線同士の直通運転を計画している鉄道が数多くあります。
既に営業を開始している鉄道路線もあり、首都圏や関西圏などの大都市圏を中心に鉄道導線が大きく変わる計画が進んでいます。