東京駅南部東西自由通路建設:2029年度・東京駅の南側に自由通路が開通予定

東京駅は現在駅構内の自由通路は「丸の内北口と八重洲北口」を繋ぐ通路のみとなっており、他の移動方法では「東京駅の構内以外」または「入場券などを購入し改札内」を通る方法となっています。

東京駅構内を改札内に入らずに駅の反対側に行く通路が1ヶ所のみとなっているため交通量が多く、また東京駅の北側にある自由通路のため、南側に居る方もわざわざ北側まで移動をしなければなりませんでした。

このような不便な状態を解消するため、現在東京駅の南側でも自由通路の設置工事が始まっており、完成は2029年度の予定となっています。

この工事が完了をすると東京駅の自由通路が駅の「北側」「南側」に2本整備されることになり、東京駅丸の内口・八重洲口の行き来がとても楽になり、移動がとても便利になります。

この計画は東京駅全体の回遊性が向上し、多くの人が集まりやすくなる駅整備計画となります。

【このページは東京駅南部:東西自由通路の建設・場所・紹介ページとなります】

【東京駅周辺:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】

東京駅南部・東西自由通路建設計画

計画名東京駅南部東西自由通路建設
完成予定時期2029年度予定
幅員8m
通路距離約290m
階層地下1階

不便であった東京駅南側の移動動線整備

2023年現在の東京駅構内は「丸の内側と八重洲側」を繋ぐ自由通路は東京駅の北側に1ヶ所のみとなっています。

改札内を通らずに丸の内側と八重洲側を行き来できるのはこの自由通路のみであり、東京駅の南側に居る方もわざわざ北側の自由通路を利用する必要があります。

東京駅はJR在来線・新幹線を含め、日本一のホーム数と日本一の電車発着数がある駅のため、駅の規模もとても大きいのですが、自由通路が1本のみの非常に不便な状態が続いています。

そこで、東京駅の南側にも同じく自由通路の建設を行う計画が立ち上がり、現在駅改札内の最も南側の通路の壁では自由通路の工事が始まっています。

この通路ができることで、北側の自由通路に集中していた人の流れが南北に分かれることになり、利便性と通路の混雑が解消されます。

自由通路が「駅構内の端」にあるターミナル駅は珍しい

東京駅のように中央部が改札内となり、改札を通らない自由通路が「駅構内の端」にあるターミナル駅は割と珍しい構造となります。

西日本一の利用者数の駅:大阪駅は近年大型の駅ビル建設・増築が行われたということもありますが、従来より設置されている「地上部の自由通路」と「駅高架の上に自由通路(橋上駅舎)」があり、どちらの駅の中央部を改札を通らずに行き来ができます。

中部地方で最も利用者数の駅:名古屋駅も中央部に自由通路が1本あり、この自由通路に沿う形で改札が設置されています。

【名古屋駅はリニア中央新幹線の暫定終着駅となり、利用者増が見込まれることから名古屋駅南側にも自由通路が更に新設されることが決定しています】

東京都内では、新宿駅、渋谷駅、池袋駅、品川駅などのターミナル駅全てに駅中央部に自由通路が設置されています。

利用者数の割に駅構内を跨いだ東西の移動が良いとは言えない東京駅ですが、東京駅の南側に自由通路が設置されることで、この問題は解消します。

2029年頃の予定とされていますが、一部通路となる場所の確保はされており、早めの開通が期待されています。

東京駅周辺の再開発・超高層ビル計画

東京駅周辺は日本有数のオフィス街として、全国的にも有名な「大手町」「丸の内」「八重洲」などのビジネス街が広がっています。

東京駅構内の機能が拡張されると、人の流れが大きく変わるため、新しく南側に自由通路が完成することで、駅の反対側へ素早く移動ができるようになります。

東京駅周辺では立地の良さから次々と再開発や超高層ビル計画・建設が続いており、この自由通路が完成する2029年度頃には日本一の高さの超高層ビルとなる「トウキョウトーチ」も完成している予定です。

今後の東京駅の都市開発・再開発計画には注目です。

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