相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業は、相鉄西谷駅〜相鉄二俣川駅間にある鶴ヶ峰駅周辺を鶴ヶ峰駅地下駅化を含め、周辺道路と立体交差にする計画です。
西谷駅〜二俣川駅間は相鉄本線の中でも特に電車運行本数が多い区間となり、相鉄本線・相鉄いずみ野線から西谷駅を通じてJR・東急(2023年3月開業)直通線が通る区間です。
東京都心への直通路線として重要な区間であり、従来の横浜駅方面ももちろん運行されており、相鉄の中でも高密度に運行される路線となっています。
そのため、鶴ヶ峰駅周辺は「開かずの踏切」となっている箇所があり、周辺の交通渋滞の原因となっています。
この事業は鶴ヶ峰駅の地下駅化、駅前後の線路も地下に移し、道路との立体交差を行う工事計画となり、完成は2033年度の予定です。
線路で分断されている街を解消し、駅周辺の再開発・都市計画を進めることにより、周辺不動産開発・不動産投資にも良い影響が出ることになります。
【このページは相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業:開かずの踏切解消工事の詳細ページとなります】
【相鉄線沿線・東京都心方面:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】
相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業:概要
事業名 | 相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業 |
区間 | 相鉄本線:西谷駅~二俣川駅間 |
延長距離 | 約2.8km |
構造方式 | 地下方式 |
鶴ヶ峰駅構造 | 2面2線 |
踏切除却数 | 10ヶ所(うち開かずの踏切箇所:9ヶ所) |
事業主体 | 横浜市 |
施工主体 | 相模鉄道株式会社 |
工事期間 | 2022年(令和4年)6月から2033年(令和16年)3月31日まで |
事業費 | 約784億円 |
相鉄本線の10ヶ所の開かずの踏切を解消する計画
相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業は、横浜市が主体となっている横浜市の都市計画です。
相鉄本線の地上区間である「西谷駅〜鶴ヶ峰駅〜二俣川駅」間は地上を走る線路により、街が分断されており、合計10ヶ所の踏切を解消する計画です。
特に朝ラッシュ時はこの10ヶ所の踏切のうち「開かずの踏切」となっている箇所が9ヶ所もあります。
鶴ヶ峰駅周辺の道路交通渋滞が頻繁に発生しており、更に街が南北で分断されているため、街の発展・開発にも影響が出ていました。
鶴ヶ峰駅の地下駅化により、一気に周辺踏切を解消し立体交差化をすることで「街の交通の流れを円滑にし、駅周辺を中心とした不動産開発を行う」計画です。
東京都心方面へ直通する電車が集中する重要区間
立体交差化を行う「西谷駅〜鶴ヶ峰駅〜二俣川駅」間は相鉄の中でも特に運行上重要な区間となり、西谷駅からは「JR線」「東急線」、二俣川駅からは「相鉄本線」「相鉄いずみ野線」が分かれており、これらの路線が合流する区間となります。
そのため、相鉄運行上で特に重要な区間であり、立体交差化をすることで思わぬ事故などで運行が妨げられる状態を回避したい狙いもあります。
工事期間は長く、2032年度まで掛かる計画となりますが、この工事による街の分断の解消、安全・正確なな鉄道運行を行う上での効果を期待をされています。
【相鉄線沿線・東京都心方面:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】