阪急神戸線・武庫川新駅設置決定:武庫之荘駅〜西宮北口駅間に2032年度までの開業目標

昭和初期時代から構想がありました阪急神戸線「武庫之荘駅〜西宮北口駅」の間にある「武庫川」橋梁の上空に駅の設置を決定しました。

武庫之荘駅と西宮北口駅の間は「約3.3キロ」と阪急神戸線では最も長い駅間となり、この間に新駅ができることで、駅利用者の分散に繋がり混雑緩和と街の活性化の効果が期待されます。

この阪急神戸線新駅は「武庫川の橋梁」への駅設置計画となり、川の上に駅が設置される珍しい駅となります。

目標では2022年11月の発表から10年以内での駅開業を目標としており、2032年度までの駅が設置される計画となります。

【阪急神戸線沿線:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】

阪急神戸線・武庫川新駅:駅設置計画

計画名武庫川周辺阪急新駅設置計画
駅位置武庫之荘駅~西宮北口駅間 武庫川橋梁上付近
(武庫之荘駅から約 1.6km、西宮北口駅から約 1.7km)
ホーム2面2線
改札口2箇所(駅東西の両岸)
開通時期予定2032年度までに完成
概算事業費駅舎などの鉄道施設「約50億円」
自転車駐輪場などの施設「約5億円」
周辺道路整備:西宮市側「約1億円」・尼崎市側「約4億円」

阪急神戸線で「最も駅間が長い」武庫之荘駅〜西宮北口駅の間に設置

阪急神戸線「武庫川新駅」設置予定位置:兵庫県・尼崎市・西宮市・阪急電鉄株式会社資料より

阪急神戸線「武庫川新駅計画」は、阪急神戸線内で最も駅間距離が長い「武庫之荘駅」から「西宮北口駅」間に設置をされる計画です。

計画自体は昭和初期からあったと言われていますが、実現には至らず令和の時代まで進展がありませんでした。

ようやく駅設置計画が進み「武庫川の橋梁上」に駅を設けることで、武庫川が市境界線となる尼崎市と西宮市の新駅周辺住民の方の鉄道利便性が向上し、将来の人口増の要因になります。

橋の上に駅が設置されることは珍しく、同じ都会の川の上に駅が設けられた事例としては東京都江東区の「都営新宿線:東大島駅」などがあります。

この武庫川新駅の位置を考えると、今まで西宮北口駅や武庫之荘駅を利用していた方だけでなく、新駅の南にある「JR甲子園口駅」の北側に住む利用者が、一定数この新駅の利用者に移行すると思われます。

人口減の世の中だからこその新駅設置

阪急神戸線:武庫川新駅計画は将来の西宮市、尼崎市の人口基盤を支えるための重要なプロジェクトになります。

兵庫県内でも西宮市と尼崎市は大阪、神戸の間にある特に人口が多い街となりますが、日本全体の人口減が始まった世の中では両市の人口も減っていくと予想されております。

その中でもやはり駅がある地域では人口減の抑制やにぎわいの創出が可能であると考えており、この新駅の利用者は乗降者数で1日「約1万人」の利用を予測しています。

日本全体の人口が減る中で、できるだけ人口を減らさないようにするためには行政の努力や公共機関運営会社との連携は必ず必要です。

新駅周辺は閑静な住宅街であり、駅工事や周辺道路整備の際に配慮が必要ですが、新駅の設置は周辺住民には歓迎される施設ですので、早期の駅設置が期待されています。

【阪急神戸線沿線:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】

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