JR御茶ノ水駅バリアフリー化:聖橋口駅舎建設・駅構内改良工事

東京都千代田区にあるJR中央線・総武線「JR御茶ノ水駅」では現在バリアフリー化の工事が進行中です。

全ての工事完了は2025年3月の予定であり、新しい御茶ノ水駅にはバリアフリーの工事だけではなく、新しい聖橋口駅舎の建設を行っており、店舗や飲食店が入居する予定です。

JR御茶ノ水駅の立地は「駿河台台地の端にある立地」となり、皇居のお堀に沿うような形で駅があることが駅構内の段差が多く、バリアフリー化がされていない課題がありました。

このような段差が多く改良のしづらい場所に立地する御茶ノ水駅は、今までなかなかバリアフリー化が出来なかった事情がありました。

御茶ノ水駅のバリアフリー化は近隣に病院・大学が多くある御茶ノ水周辺では緊急課題となっており、早急の解決が望まれていましたが、遂にバリアフリー化のための工事が始まり2023年現在、既に駅構内の内装が変化している箇所もあります。

御茶ノ水駅の改良工事は駅への動線をスムーズにさせ、御茶ノ水駅周辺の不動産開発や投資にも大きな影響を与えます。

実際に御茶ノ水駅周辺では近年再開発計画が完了した超高層ビルが数多くあり、駅の利用者や周辺オフィスへ訪れる方にとって環境がよくなっています。

東京などの不動産開発や投資が活発な街はインターネットなどから不動産投資に関する知識を得る方も増えております。

駅周辺の大規模再開発計画が一気に完了した今後の御茶ノ水駅の周辺開発は引き続き注目されています。

【JR御茶ノ水駅周辺:不動産投資・不動産情報・オフィス情報参照リンク】

JR中央線快速・中央総武各駅停車「御茶ノ水駅」バリアフリー化工事

JR御茶ノ水駅改良工事 完成イメージ:JR東日本ホームページより

JR御茶ノ水駅:新しい聖橋口のイメージ(JR東日本)
名称JR御茶ノ水駅バリアフリー化・聖橋口再建設
建築主東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)
建設会社鹿島建設
階数地上2階
延面積約3,066㎡
構造5層
工事内容駅全体のバリアフリー化・エレベーター・エスカレーター設置・ホーム上人工基盤設置(幅25m・長さ約140m)
竣工予定2024年度完成予定

JR御茶ノ水駅の周囲には明治大学・日本大学などの全国的に著名な大学、順天堂病院などの大きな病院が多くあるのですが、お堀に沿って線路と駅を設置した特殊な立地の関係で、これらの公共施設の最寄駅にも関わらず、なかなか工事が行えずバリアフリー化が出来ない状態が続いていました。

この御茶ノ水駅のバリアフリー化工事は駅自体が独特な場所にあり、なかなか駅構内・再開発工事ができなかったバリアフリー化へ向けた長年の課題を解決するための工事となります。

JR中央線快速・中央総武各駅停車:御茶ノ水(おちゃのみず)駅 詳細

駅名JR御茶ノ水駅
利用可能路線JR中央線(快速)・JR中央総武緩行線(各駅停車)・東京メトロ丸ノ内線・東京メトロ千代田線(新御茶ノ水駅)
※徒歩圏内:都営地下鉄新宿線「小川町駅」
住所東京都千代田区神田駿河台2−6−1
ホーム数2面4線
開業年1895年
利用者数:乗降客数(人/日)JR東日本:211,780人(2019年度)※2019年時点でJR東日本の駅内36位
東京メトロ:38,672人(2020年度:御茶ノ水駅)67,709人(2020年度:新御茶ノ水駅)
JR御茶ノ水駅聖橋口跡:駅舎は全て撤去され再整備・再建設を行う
聖橋交差点より(2022年6月)
JR御茶ノ水駅聖橋口建て替え(2023年2月時点)駅の躯体の建設が始まっています。

JR御茶ノ水駅は東京都千代田区内にあるJRの駅となり、中央線快速・中央総武各駅停車が乗り入れを行う2面4線の駅です。

JR東京駅から2駅目、JR秋葉原駅からは1駅と交通の便がよく、周辺は多くの大学・病院・オフィスビルが立ち並ぶ街となります。

またJR線以外の他社線との乗り換え路線も多く、東京メトロ丸ノ内線:御茶ノ水駅、東京メトロ千代田線:新御茶ノ水駅、都営地下新宿線:小川町駅と至近距離にあり、乗り換えを行う人も多い駅です。

JR御茶ノ水駅ホーム上空に「人工基盤」を建設・駅ビルを建設

JR御茶ノ水駅は堀と駿河台台地の端にある特殊な場所にあるため、新たに駅構内を広げることができない現状でした。

そのため「バリアフリー化を行うためのスペース」がJR御茶ノ水駅にはありませんでした。

今回の工事はJR御茶ノ水駅のホーム上に「人工基盤」を建設し、エスカレーターやエレベーターを設置する工事になります。

2012年の工事開始から半分以上人工基盤ができ、ようやくエスカレーターやエレベーターが建設できるようになりました。(第1期施工)

第2期施工では、元々の聖橋口側の基盤と聖橋口改札の再新設を行い、JR御茶ノ水駅の本格的な駅舎と商業施設などが入居する駅ビルを建設します。

JR御茶ノ水駅は旧江戸城の堀に沿う形で駅が設置されており、駅の拡張工事がとても大変です。

そのため、神田川上空に仮説の桟橋を設置を行い、重機などをこの桟橋に配置して工事を行う大掛かりなものとなっています。

JR御茶ノ水駅駅構内工事平面図:鹿島建設ホームページより
人工基盤設置のための仮設桟橋:JR御茶ノ水駅3番線・4番線ホームより
JR御茶ノ水駅:人工基盤から駅ビル工事施工(2023年2月)

JR御茶ノ水駅の聖橋口は西に約50m移動

2022年6月現在、元々あったJR御茶ノ水駅聖橋口は完全に無くなっており、新しい駅舎への建て替えが始まっています。

今まで設置されていた「聖橋口」は「仮の聖橋口」として、西に50mほど移動した本屋:丸善の正面付近に移っています。

従来の場所と比べると大通り沿いの角地ではなく、路地へ改札が移動となっており、改札の場所が少しわかりにくくなっています。

御茶ノ水駅構内は工事が進み、徐々にバリアフリー化が進んでおり、既に駅の構内にはエレベーター・お手洗いなども新設されています。

JR御茶ノ水駅聖橋口(仮説)2022年6月現在
JR御茶ノ水駅聖橋口(仮説)前にある建築計画のお知らせ

JR御茶ノ水駅周辺は大規模再開発が進んだ地域

御茶ノ水駅の駅舎工事・バリアフリー化が進み、病院などの公共施設が多い御茶ノ水駅の利用者にとって、将来大変利用がしやすい駅となります。

御茶ノ水駅周辺のオフィスも近年大規模再開発が進んだことにより超高層ビルが増え、駅周辺の人の流れも増えています。

特に駅東側にある本郷通りを超えた先にある超高層ビル「御茶ノ水ソラシティ」には、JR御茶ノ水駅に隣接した広場を補う形で「地下交通広場」が設置されています。

【御茶ノ水ソラシティ:公式リンク】

交通広場は東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」・東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」・都営新宿線「小川町駅」方面を地下通路で接続しています。

御茶ノ水駅周辺の人の動線をスムーズにさせ、回遊性の高いまちづくりが行われていることが、今後もJR御茶ノ水駅の周辺の開発や不動産投資の情報に注目が集まる理由となります。

【JR御茶ノ水駅周辺:不動産投資・不動産情報・オフィス参照リンク】

東京都内の「駅・鉄道関連:再開発情報」

東京都内の駅では駅前再開発だけではなく、鉄道・鉄道駅の改良工事・高架化事業などの建設が各地で進んでいます。

特に品川駅周辺はリニア中央新幹線:品川〜名古屋間の工事が行われており、蒲田駅周辺では羽田空港への新たなルート建設計画が進んでおります。

品川駅に新たに高輪ゲートウェイ駅方面の北口が設置される予定です。
京急品川駅の地上駅化・2面4線計画・北品川駅の高架化を行い、平面交差を解消する計画です。
JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅を接続し、東急から羽田空港までの鉄道計画です。
東京都市レポート:最新情報
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