千代田区九段南一丁目地区まちづくり計画:九段下駅・千代田区役所に隣接する大規模再開発計画

九段南一丁目地区まちづくり計画は「九段南一丁目地区まちづくり基本構想」として「九段下交差点南東から千代田区役所の手前までの地区」を対象とした大規模再開発計画です。

既に千代田区内では多くの再開発・超高層ビル計画・建設が行われておりますが、この九段南一丁目地区まちづくり基本構想計画は2021年6月にまちづくり方針が発信されており、千代田区内の再開発計画の中でも規模が大きなものとなります。

東京メトロ東西線・東京メトロ半蔵門線・都営新宿線の乗り換え駅となる「九段下駅」は、多くの人が利用する駅ですが特に駅前広場などはなく、人が集うスペースが少ない立地となっています。

そのため、駅前広場を建設し地下鉄駅までの動線も確保しながら、緑地帯などの整備も行います。

2023年度中には都市計画を手続きを完了させ、再開発計画を進めることになり、高さ制限は170m以下に制限しながらも3棟の超高層ビルに建て替えを検討しています。

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九段南一丁目地区まちづくり・再開発計画

計画名九段南一丁目地区まちづくり計画
所在地東京都千代田区九段南一丁目
アクセス東京メトロ東西線・東京メトロ半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」すぐ
建物の最高高さ(予定)北街区:約170m
中街区:約82m
対象敷地面積約2.3ha

東京の一等地「千代田区九段南一丁目」再開発

千代田区九段南一丁目地区まちづくり計画:位置図
九段南一丁目地区まちづくり基本構想ホームページより

千代田区九段南一丁目地区まちづくり計画は、東京メトロ東西線・東京メトロ半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」に隣接する九段下交差点南東一帯の再開発計画です。

多くのオフィスが集まり、3路線の乗り換え駅となる九段下は利便性が大変よい立地となり、千代田区役所への最寄駅でもあります。

九段下交差点南東から千代田区役所手前までのエリアを3つに分けて開発を行い、超高層ビルを含む再開発・まちづくり計画を進めています。

近隣では東日本大震災時に老朽化と地震の影響により一部倒壊をしてしまった「九段会館」がありましたが、2022年10月1日に「東京九段会館テラス:TOKYO KUDAN KAIKAN TERRACE」として建て替え、再開発が完了しており、九段下は大規模再開発が続いているエリアとなります。

新たな大規模再開発計画となる「千代田区九段南一丁目地区まちづくり計画」は、千代田区内の中でも注目されているまちづくり計画となり、周辺の不動産価値、不動産投資の情報にも注目です。

建物の高さは170m以下に制限される「九段南一丁目地区まちづくり計画」

九段南一丁目地区まちづくり計画では、超高層ビルが建設される予定にはなりますが「対象地域一帯の高さ制限が170m以下」に設定されています。

既存の周囲建物の高さ・景観に合わせるため高さ制限を設ける形となりますが、100mを超える連続した超高層ビルの建設は千代田区九段下に新たな人の流れを作ることになります。

建物以外にも駅前広場・駅通路を建設する計画

九段南一丁目地区まちづくり計画では、対象地域の建物建て替えだけではなく、地下鉄九段下駅の駅前広場・駅までの通路を新しく設置する計画があります。

九段下駅は、

  • 東京メトロ東西線
  • 東京メトロ半蔵門線
  • 都営新宿線

上記3つの鉄道路線が乗り入れを行う複合駅となり利用者が多い駅ではありますが、今まで駅前広場などはなく人が集う場所が設置されていない課題がありました。

同じ千代田区内のJR御茶ノ水駅前に設置された超高層ビル「お茶の水ソラシティ」のようなサンクンガーデンなどを設けることで、駅前広場を作り人が集う場所を新たに九段下駅前にも設置する計画です。

また対象エリアも最も南側にあたる千代田区役所方面から、九段下駅前の通路も設置される計画となり、九段下を訪れる人が利用しやすいまちづくりを行います。

九段下エリアは、東日本大震災で一部崩壊をし建て直しをされた「東京九段会館テラス:TOKYO KUDAN KAIKAN TERRACE」の開業により、今まで以上に多くの人が訪れる九段下エリアですが、この「九段南一丁目地区まちづくり計画」の推進により、更に多くの人が訪れる街となり、周辺の不動産開発・不動産投資も活発になると予想されます。

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東京都千代田区:大規模再開発・まちづくり計画

東京都千代田区内では2020年代後半に「日本一の高さのビルとなるトウキョウトーチ・トーチタワー」などの大規模再開発・まちづくり計画をはじめ、数多くの超高層ビルの建設計画が区内の各地で行われています。

千代田区は東京の中枢として特に注目されるエリアであり、不動産開発・投資が積極的に行われ続けています。

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