新橋駅に東京BRTバス停を増設:東京湾岸エリアの交通網強化

東京BRT:利用者増加のため、新橋駅停留所を増設

東京BRTは新橋駅・虎ノ門ヒルズと東京湾岸地区を繋ぐ新しい交通手段として、東京オリンピック2020開幕前にプレオープンを行ったバス輸送システムです。

東京の湾岸エリアは交通網が他のエリアと比べ整備が進んでおらず、ゆりかもめと都営大江戸線の開業までは東京都心からの直線距離は近いものの行きにくいというデメリットがあります。

しかし、近年は「勝どき・晴海・有明などの湾岸エリア」は東京都心までの直線距離の短さが注目をされています。

以前これらの街にありました工場群が郊外移転を行った際の大きな土地を活かして再開発を行い、現在は超高層ビルやタワーマンションが数多く建設し人口が増加しています。

しかし、ゆりかもめと都営大江戸線だけでは交通手段が不十分であり、更なる交通手段の強化として注目をされている手段が「東京BRT」となります。

東京BRTは次世代路線バスとして、停留所数が少なく、地下鉄などと比べ初期投資が少ない特徴があり導入されました。

営業開始当初こそ、コロナ禍ということもあり利用者数はなかなか伸びていない印象でしたが、東京都心の新橋駅・虎ノ門ヒルズと東京湾岸エリアを最短距離で移動できる便利の良さから利用者が順調に増加しています。

そのため、東京BRTで最も利用者数の多い停留所である「新橋駅」の停留所を増加する工事が進められています。

【東京の再開発に関する書籍へのリンク】

【東京湾岸エリア:不動産開発・不動産投資・住まい情報へのリンク】






東京BRTの成功:BRTルートの増加と湾岸エリアへの時間短縮

東京BRTは新橋駅・虎ノ門ヒルズと東京湾岸エリアを繋ぐ次世代バス交通システムです。

東京湾岸エリアの交通手段充実を行うため、初期投資が多く必要な専用軌道を走行する鉄道ではなく、費用負担の少ないBRT方式を東京都は選択を行いました。

東京BRTは東京オリンピック開催前の2020年にプレオープンを行い、停留所も増加を行い順調に本数を増やしています。

2024年時点での大きなルートとしては「3ルート」が設定されており、

  • 幹線ルート(虎ノ門ヒルズ・新橋駅・勝どきBRT・豊洲市場・有明テニスの森・国際展示場・(東京テレポート※土日のみ)
  • 晴海ルート(虎ノ門ヒルズ・新橋駅・勝どきBRT・晴海中央・晴海BRTターミナル・豊洲・ミチノテラス豊洲※豊洲市場)
  • 選手村(晴海フラッグ)ルート(新橋駅・はるみらい・晴海ふ頭公園・HARUMI FLAG(晴海5丁目ターミナル)

途中の停留所までのバスもありますが、大きく上記ルートが設定されています。

ルートが増えたことと、従来より湾岸エリアへの移動時間も利用者増加の要因です。

勝どき・晴海方面への利用者は順調に増加傾向であり、これらのエリアには従来の「都営大江戸線」や「ゆりかもめ」で湾岸エリアに向かう必要がありましたが、新橋駅から勝どき・晴海に向かう場合「10分〜15分」で移動が可能です。

近年、築地市場跡に開通した「環状2号線(環二通り)」の開通により主要交差点のアンダーパスが行われ、信号による停車を最小限にすることにより大幅な乗車時間の短縮が実現しています。

築地市場跡地を通る環二通りの開通により、車で赤坂・虎ノ門・新橋方面と勝どき・晴海・有明などの東京湾岸エリアが短時間で移動できるようになりました。

利用者の増加による東京BRT:新橋駅停留所の増設

増設される東京BRT:新橋駅停留所(汐留シティセンター側)

東京BRTの認知度と停留所が増えたことで利用者が増え、最も乗降者数の多い「新橋駅」の停留所は混雑が目立つようになりました。

その為、従来日本テレビタワー側のみであった停留所を新たに「汐留シティセンター側に新設」し、停留所の増設します。

東京BRT新橋駅停留所の増設により、新橋駅停留所の乗り場の再設定が行われ将来的なバスの増便が行われます。

【東京の再開発に関する書籍へのリンク】

【東京湾岸エリア:不動産開発・不動産投資・住まい情報へのリンク】






東京BRTが通るエリアの大規模再開発・まちづくり計画へのリンク

人口が急増する東京BRTの沿線では大規模再開発が各地で行われています。

東京都市レポート:最新情報
    NO IMAGE