東京都港区:泉岳寺駅は京急と都営地下鉄浅草線が乗り入れを行う地下駅となり、地下駅でありながらホーム2面、線路4線の設備が備わっている駅です。
しかし駅設置が古くホームが狭く利用しにくい状況が続いていますが、乗り換え駅のため利用者が比較的多く混雑をしている課題があります。
更に隣接する再開発計画:高輪ゲートウェイシティが完成すると更に利用者の増加が見込まれるため、駅の改良工事が急務となっています。
具体的には既存ホームの拡幅と再開発で完成する超高層ビルとの繋ぐ通路を準備し、2027年度までに完成させる計画です。
再開発ビルと同時に駅の拡幅工事を行い、地上の第一京浜の歩道の直下に駅施設を拡幅し再開発ビルとの行き来を容易にできるように改良します。
再開発ビルは将来高輪ゲートウェィシティ方面とを歩行者デッキで繋ぎ、リニア中央新幹線の始発駅となる品川駅にも行けるような歩行者動線を整えます。
【東京都港区:京急線・都営浅草線沿線:不動産開発・不動産投資・住まい情報へのリンク】
京急線・都営浅草線:泉岳寺駅改良計画
計画名 | 京急線・都営浅草線:泉岳寺駅改良計画 |
完成予定 | 2027年度予定 |
予定工事 | 駅設置刷新 ホーム拡幅 歩行者通路新規設置 |
高輪ゲートウェイ周辺の再開発による利用者増加に備えた駅改良計画
京急線・都営浅草線:泉岳寺駅改良計画は、京急線・都営浅草線「泉岳寺駅」の駅設置改良計画です。
京急本線の正式な起点は品川駅ですが、後から都営地下鉄に乗り入れるために泉岳寺駅が1968年に開業しました。
地下駅として開業から既に50年以上が経過しており、古くなった駅設置の刷新が急務となっていました。
泉岳寺駅はほとんどが高架または地上駅の京急線では珍しい地下駅となっており、都営浅草線との接続を行うため都心の地下駅では珍しいホーム2面、線路4線の「2面4線」の構造の駅となっています。
この駅は地上の国道「第一京浜」の真下に設置されている駅となり、道路の幅に合わせて線路とホームが設置されています。
利用者が元々乗り換え駅ということもあり多くの人が利用しており、狭い印象がありましたが更に隣接する東京都心部注目の大規模再開発「高輪ゲートウェイシティ」の完成により、更に利用者の増加が見込まれます。
このままでは、駅機能以上に多くの人が利用することが見込まれるため、
- 駅のホーム拡幅
- 通路の新設
- 全体的な駅設置の刷新
上記が行われ、利用者の増加対策を行う計画となります。
【リンク:泉岳寺駅の改良計画について(東京都・京浜急行電鉄株式会社)】
隣接地に行う再開発ビルとの開発により拡幅できる泉岳寺駅
泉岳寺駅は既に地上の第一京浜の幅に合わせ、限界まで駅施設が設置されています。
地下鉄は地上の道路の直下に設置されていることが多く、これは建物の地下に地下鉄を通すと土地の利害関係者との調整が難しく、できる限り地下鉄は建物に隣接しない道路の直下に設置されています。
泉岳寺駅も国道である第一京浜の直下に設置されていますが、泉岳寺駅の東側一帯を大規模再開発を行う計画があり、この計画と併用することで再開発計画に接する歩道の直下にも駅の拡幅が行えるようになりました。
現在は東西幅25mの泉岳寺駅ですが、最大40m程度にまで広げることができ、ホームの混雑緩和や新しい通路を設置が可能になります。
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泉岳寺駅周辺の大規模再開発へのリンク
泉岳寺駅周辺では東京都内最大規模の再開発計画「高輪ゲートウェイシティ」「JR・京急品川駅高輪口再開発」「品川駅高輪口一帯再開発」「リニア中央新幹線品川駅工事」などの再開発計画が相次いでおり、東京で最も街並みが変わるエリアになります。
また初めて東京メトロが品川駅に乗り入れを行う工事が開始されており、将来的に東京メトロ南北線の始発駅になることも決定しています。
泉岳寺駅・高輪ゲートウェイ駅・品川駅周辺の不動産開発・不動産投資に関する情報に注目が集まります。