現在東京駅八重洲口では大型の都市再開発事業が進んでおり、外堀通り沿いに3つの再開発地区が並ぶように立地しています。
先に開発が始まり、2022年9月17日に完成:一部オープンとなった「東京ミッドタウン八重洲」
次に進んでいる再開発が東京駅に隣接する鉄鋼ビル正面に位置する「東京駅八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」
そして、再開発事業のための組合が2021年10月25日に組まれた地区が東京ミッドタウン八重洲隣に建設される「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」となります。
この再開発計画は2024年度の着工、2028年度の竣工を予定しており、東京駅八重洲口正面では3つの大規模再開発・超高層ビル建設が行われております。
八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業とは
事業主体 | 八重洲二丁目中地区市街地再開発組合 |
住所 | 東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番 |
主要用途 | 事務所、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、 バスターミナル、駐車場 |
敷地面積 | 約19,600m2 |
延床面積 | 約388,300m2 |
階数・高さ | 地上43階、地下3階、塔屋3階 / 約226m |
工事着工 | 2024年度中 |
公人完了 | 2028年度中 |
元々東京駅丸の内側のように高層ビルが綺麗に区画整理された地区に比べ、八重洲口側は高層ビルよりも中小規模の雑居ビルが隙間なく立地する地区です。
また老朽化が進んでいるビルも多いため、八重洲口側の街並みの整理、再開発を行うために3つの大規模な複合高層ビルを含めた計画が進んでおります。
その中でこの「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」は外堀通りに面する東京駅前の再開発では「一番最後の再開発事業」となり、現状では再開発範囲の建物はまだ残っており、営業を行っている店舗が多くあります。
東京ミッドタウン八重洲・東京駅前八重洲一丁目東B地区とともにバスターミナルを整備
東京駅前は八重洲口のグランルーフが出来た際、中長距離バスターミナルの整備を行いましたが、すべての中長距離バスの案件を対応することが難しく、現在八重洲通り・外堀通りなどの大通り沿いに高速バス停が点在しています。
これらの問題を解決するため、新たな地下バスターミナルの整備を行うことを決定しております。
このオフィスビルは「東京ミッドタウン八重洲」と接続をされて回遊性を高める計画です。
現在有名な本屋「八重洲ブックセンター」「スターバックス」などが立地する場所
計画の中央区八重洲二丁目計画は、全国的にも有名な本屋「八重洲ブックセンター」有名コーヒーチェーン「スターバックス」など2022年5月現在、営業を継続している店舗が数多くあります。
今後、再開発地域に掛かる店舗が2年以内に閉店を行っていく予定となります。
再開発エリアは「あおぎり通りから鍛冶橋通り」までの広範囲の再開発となり、この間にあるオフィスビル・路地などはすべて再開発計画に入ります。
先日「2023年3月に八重洲ブックセンターが閉店することが決定」しました。
八重洲ブックセンターの閉店は残念ですが、再開発計画:中央区八重洲二丁目計画がまた一つ進むことになります。
新しい再開発ビルが完成した際には、八重洲ブックセンターは再度入居する予定となっています。
隣接する「東京ミッドタウン八重洲」「東京駅八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」と一体化での開発
八重洲二丁目中地区市街地再開発、現在最も再開発・超高層ビル建設が進んでいる「東京ミッドタウン八重洲」東京ミッドタウン八重洲と八重洲通りを挟み隣接する「東京駅八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」は地域一体で再開発が進められており、この3つの再開発は建物外観もとてもよく似ています。
開業予定時期は全て異なりますが、2028年度までに全て完成をする予定となり、完成をすると東京駅八重洲口の路上に点在する中長距離の高速バス停が、これらの「再開発ビル全ての地下に集約されます」
また現在高速バス乗り場て使用されている鍛冶橋交差点南「東京駅鍛冶橋駐車場」も新たな土地活用ができる可能性が出てきます。
東京駅周辺の路上だけではバス停を確保できないため、東京駅から少し歩いた鍛冶橋駐車場にも中長距離の高速バスが発着します。
再開発は新たな建物を高度利用することで、新しいスペース・人の導線・機能の集約が期待できるため、再開発計画が続く東京駅八重洲口エリアには今後も注目です。
東京駅周辺再開発事業
東京駅周辺は再開発計画・建設ラッシュになっており、かなり大規模な計画が多く、完成までには数年必要です。
今まで雑居ビルが多かった八重洲口ですが、10年以内に超高層ビルが乱立する地区になります。