2029年度開通目標:大阪モノレール「門真市駅〜(仮称)瓜生堂駅」建設計画

大阪モノレールは「大阪空港駅〜万博記念公園駅〜門真市駅」の本線、万博記念公園駅から分岐する彩都線「彩都西駅」までの営業を行う大阪府北部を半周するモノレール線です。

1997年に本線は門真市駅まで開業、彩都線は2007年に彩都西駅まで延伸を行いましたが、今回本線を門真市駅から南の「東大阪市瓜生堂」までの延伸が決定しております。

2029年度の開業を見込んでおり、瓜生堂は近鉄奈良線との交差をする場所にモノレール駅が設けられます。

瓜生堂は近鉄奈良線との交点の場所になりますが、2022年時点近鉄奈良線にも駅がありません。

そのため、大阪モノレールの駅が設置されると同時に乗り換え駅として近鉄奈良線にも駅が設けられます。

延伸では5ヶ所の駅が設置される予定であり、そのうち4駅が他社鉄道との乗り換え駅となり、交通障害時の迂回路としても期待されます。

門真市から東大阪市沿線の交通インフラが強化されるため、沿線の不動産開発・投資にも注目が集まります。

【大阪モノレール延伸区間周辺:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】

大阪モノレール延伸計画「門真市駅〜(仮称)瓜生堂駅」

計画名大阪モノレール延伸計画「門真市駅〜(仮称)瓜生堂駅」
開業予定時期2029年度
設置駅数5駅
路線延長約8.9キロメートル
駅名門真市駅:「京阪本線乗り換え」
松生町駅(仮称)
門真南駅(仮称)「大阪メトロ長堀鶴見緑地線:乗り換え」
鴻池新田駅(仮称)「JR学研都市線:乗り換え」
荒本駅(仮称)「大阪メトロ中央線:乗り換え」
瓜生堂駅(仮称)「近鉄奈良線:乗り換え」
事業費約1,050億円
大阪モノレール延伸事業概要より

大阪府北東部の鉄道と接続するバイパス路線「大阪モノレール」

大阪モノレール延伸事業概要より

大阪モノレールは2022年時点では、大阪空港駅〜万博記念公園駅〜門真市駅の本線・万博記念公園駅から分岐する彩都線・彩都西駅の路線を保有するモノレール線です。

大阪府の北部・北東部のベッドタウンを通り、大阪府の外環を通り、他鉄道路線とを接続するために建設された重要な路線となっています。

現在大阪モノレール本線の終点である「門真市駅」から南へ延伸し「近鉄奈良線との交点:瓜生堂」までの延伸する計画が決定しており、2029年度の開通を目標としています。

新設の駅は5ヶ所を予定としており、今回の延伸で大阪モノレールは大阪府北部・北東部だけでなく、大阪府東部の新しい鉄道ルートができることになります。

この延伸では5つの新設駅のうち4つの駅が他鉄道駅との乗り換え駅となり、大阪モノレールが建設された目的「大阪府の外環バイパス」のインフラ整備が更に強化されます。

駅は5ヶ所設置予定

大阪モノレールの新しい駅は5駅設置される予定となっており、5ヶ所のうち4ヶ所は既存鉄道との接続駅となります。

【門真市駅から順】

  • 松生町(仮称)
  • 門真南駅(仮称)「大阪メトロ長堀鶴見緑地線:乗り換え」
  • 鴻池新田(仮称)「JR学研都市線:乗り換え」
  • 荒本(仮称)「大阪メトロ中央線:乗り換え」
  • 瓜生堂(仮称)「近鉄奈良線:乗り換え」

現在の大阪モノレールの終点である門真市駅より南へ延伸を行います。

門真市駅(既存駅)

門真市駅は京阪本線との乗り換え駅となり、2022年現在の大阪モノレール終点駅となっています。

近隣には門真市役所、パナソニックの工場などがあり、大阪モノレールの駅の中でも利用者数が多い駅となります。

松生町駅(仮称)

松生町(まつおちょう)駅(仮称)は今回の延伸区間で「唯一の大阪モノレール単独駅」となる予定です。

乗り換え駅ではありませんが、駅に隣接して商業施設が完成する見込みとなっており、一定の利用者が見込める駅となります。

近畿自動車道:門真インターの北付近に設置される予定です。

門真南駅(仮称)

大阪メトロ長堀鶴見緑地線:終点「門真南」駅との乗り換え駅となる予定です。

近隣には商業施設もあり、大阪市中心部へ向かうことができる便利な駅です。

近畿自動車道・第二京阪が交差する門真ジャンクションの中央付近に設置される計画です。

鴻池新田駅(仮称)

JR学研都市線との乗り換え駅となる予定です。

学研都市線はJR京橋駅・北新地駅(大阪駅)に向かうことができる路線となり、大阪駅方面に向かうには非常に便利な駅となります。

大阪モノレールの鴻池新田駅は、JR鴻池新田駅の西に約300mほどの大阪中央環状線沿いに設置となり、近畿自動車道:東大阪北インターが至近に建設予定となります。

荒本駅(仮称)

近鉄けいはんな線(大阪メトロ中央線直通):荒本駅との乗り換え駅となる予定です。

東大阪市役所が近隣にあり、大阪モノレールが延伸されることで、東大阪市の東西だけでなく、南北方向からも市役所に行きやすくなります。

大阪モノレールの延伸区間は近畿自動車道・大阪中央環状線に沿う形で建設をされますが、荒本駅の設置場所は大きく東にずれます。

設置場所は、東大阪市役所の東:近鉄けいはんな線(大阪メトロ中央線直通)荒本駅と、建設される大型商業施設との間に設置される計画となります。

瓜生堂駅(仮称)

近鉄奈良線との交点に設置される予定です。

既存鉄道路線と交差する場所に設置されますが、近鉄にも駅がありません。瓜生堂駅は大阪モノレールと近鉄、両方の駅を設置する計画となります。

また瓜生堂駅の北には大阪中央環状線に沿って、新しく大阪モノレールの車庫が設置される予定です。

瓜生堂駅(仮称)以南の延伸は未定

大阪モノレールには瓜生堂駅(仮称)より、更に大阪中央環状線沿いに南下し、八尾市・松原市・堺市方面への延伸構想がありますが、現状では具体的な延伸についての検討はされていません。

あくまで構想段階として計画は残っておりますが、まずは東大阪市瓜生堂付近までの延伸を行うことが最優先であると考えているようです。

【大阪モノレール延伸区間周辺:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】

大阪近郊:鉄道新路線・延伸計画

大阪近郊では、2025年の大阪・関西万博前後に鉄道新路線・延伸計画が進んでおり、中には開業する区間もあります。

人口が減少する日本ですが、大都市圏では依然人口集中が続いており、東京・大阪近郊では鉄道新線計画が立てられています。

鉄道が開業・延伸することで、沿線の人流が変わり不動産開発・不動産投資も積極的に行われ、街の活性化につながります。

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