明治神宮外苑再開発計画が2024年2月17日に東京都より認可が下り、2024年度の着工予定で再開発が行われることになりました。
老朽化のため、秩父宮ラグビー場と明治神宮球場の位置を入れ替え、新築を行うと同時に敷地内に超高層ビルも建設される計画です。
この計画では「神宮外苑の743本の樹木が伐採される内容」ということもあり、環境アセスメント審議会で議論が行われていた案件でした。
そのため、この再開発計画がなかなか進むことがありませんでした。
しかし、東京都が再開発事業を許可したことにより、この計画が進むことになり将来的に神宮球場周辺の街並みが大きく変化をします。
明治神宮野球場と秩父宮ラグビー場の場所を入れ替えた上で移転新築工事を行い、更に敷地内に超高層ビルを2棟建設する内容となります。
東京都港区は東京都心部となり、再開発・都市開発が活発な地域です。そのため、不動産投資が積極的に行われており、投資家注目の地域となります。
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明治神宮外苑再開発計画
プロジェクト名 | 神宮外苑地区第一種市街地再開発事業(明治神宮外苑再開発) |
着工時期 | 2024年度 |
事業完了予定 | 2036年度 |
主な再開発内容 | 秩父宮ラグビー場・明治神宮球場の移転・建て替え 超高層ビル2棟の建設 |
施設規模 | ラグビー場棟:地下1階・地上7階・約55m 複合棟A:地下2階・地上40階・約185m 複合棟B:地下1階・地上18階・約80m 複合棟C:地上2階・約10m 事務所棟:地下5階・地上38階・約190m ホテル併設野球場棟:地下1階・地上14階・約60m |
再開発総面積 | 約28ha |
述べ面積 | 約565,000㎡ |
総事業費 | 約3,490億円 |
開発主体会社 | 三井不動産 |
明治神宮外苑の景色が一変する大規模再開発計画
明治神宮外苑の再開発計画は、明治神宮外苑周辺の景色が一変するほどの大規模計画です。
老朽化をした既存の秩父宮ラグビー場と明治神宮球場の場所の入れ替え、建て替えを行う計画であり、更に超高層ビルを2棟建築する計画です。
この計画により743本の樹木を伐採する計画となるため、環境アセスメント審議会で議論が行われており、計画が停滞していました。
2023年2月17日に東京都が再開発計画を許可したため、この計画が進むことになりましたが、現在も計画の見直しを求めた反対意見がある状態となります。
明治神宮外苑に広場などのオープンスペースの整備・市街地の高度利用
明治神宮外苑は現在も万が一の際の避難場所として利用されるエリアになりますが、樹木が多くオープンスペースが整備できていない課題がありました。
また東京都港区の都心部、東京メトロ・都営地下鉄「青山一丁目駅」東京メトロ「外苑前駅」から徒歩圏内の利便性の良い立地、土地の高度利用を行いオフィス・商業の需要があるため、敷地内に超高層ビルを2棟建設する計画となりました。
元々の敷地が大規模な緑地公園のため、周辺環境との調和を図りながら市街地形成が行われます。
東京都港区は不動産開発が活発な地域となり、今後も不動産情報に注目が集まります。
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再開発計画に反対意見・懸念がある明治神宮外苑再開発
明治神宮外苑再開発計画は東京都心の貴重な自然環境において、新しい野球場・ラグビーの建設だけではなく、複数の超高層ビルを建設する計画により「樹木の伐採」が行われます。
近隣住民の中には樹木伐採や超高層ビル建設の影響によるビル風などの懸念を心配しています。
また明治神宮外苑名物である「イチョウ並木」は保全されるのかという心配もありました。
開発を行う「三井不動産」はイチョウ並木はそのまま保全されることを説明会では伝えておりますが、周辺住民との折り合いにはまだ時間が必要そうです。