愛知県の中核都市:岡崎市の中心駅「東岡崎駅」の駅ビル・広場の再整備・再開発計画が進んでいます。
岡崎市の中心鉄道駅はJRではなく私鉄である「名鉄(名古屋鉄道)」となり、首都圏や関西圏とは異なり、この計画は東岡崎駅の入口となる「北口・南口」を同時に再開発を行う事業です。
東岡崎駅は名鉄の特急などの優等種別の電車が全て停車をする駅となり、名鉄の駅の中でも利用者が多いのですが、駅ビルの老朽化問題解決と周辺動線の整備が必要でした。
ようやく再開発計画が決まり、メイン口となる北口は2027年度に着工、2029年度に竣工予定、南口は2022年度に着工、2023年度に竣工予定となります。
2023年1月から開始された大河ドラマ「どうする家康」の舞台となり注目されている岡崎市は、現在街全体の活性化が行われており、中心駅となる東岡崎駅の整備・再開発には注目が集まります。
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名鉄東岡崎駅:駅ビル・広場整備再開発計画
計画名 | 名鉄東岡崎駅再開発計画:SWING HIGAOKA(スイング ヒガオカ)プロジェクト |
計画地 | 名鉄東岡崎駅ビル・駅前広場 |
所在地 | 北口:岡崎市明大寺町4丁目70他 南口:岡崎市明大寺町字耳取14-5他 |
敷地面積 | 北口:約6,000㎡ 南口:約1,200㎡ |
階数 | 北口駅ビル:地上8階 南口駅ビル:地上3階 |
延べ床面積 | 北口:約13,000㎡ 南口:約3,000㎡ |
用途 | 北口駅ビル:商業・事務所・公益施設 南口駅ビル:商業 |
着工 | 北口:2027年度内 南口:2022年度内 |
竣工 | 北口:2029年度内 南口:2023年度内 |
老朽化が進んでいた東岡崎駅駅ビルの建て替え・駅前再整備
名鉄東岡崎駅は愛知県の大手私鉄:名古屋鉄道(名鉄)の主要駅の一つとなり、名鉄の中でも特に利用者数が多く令和元年の時点では、名鉄名古屋駅・金山駅・栄町駅に次ぐ4位の利用者数の駅です。
愛知県は歴史的経緯により、JR駅より私鉄(名鉄)の駅が、元々の街の中心地に立地をしている背景があります。
岡崎市もJR岡崎駅より名鉄東岡崎駅の方が街の中心部に近く、岡崎市役所や徳川家康の居城であった「岡崎城」に近い立地となります。
岡崎市は愛知県内の市の中でも人口が多く、名古屋市、豊田市に次ぐ第3位の人口の街です。
その中心駅となる東岡崎駅は、従来より栄えているのですが、駅ビルを含めた駅設備の老朽化の課題、駅前広場の再整備が行われないまま時間だけが経過していました。
しかしようやく東岡崎駅周辺の再開発整備計画が決まり、駅全体の建物を含む大掛かりな工事計画が進むことになりました。
北口は大型商業施設・観光関連施設・バスターミナルを整備
名鉄からの発表では現在の北口駅ビル「岡ビル」を解体した後、商業施設と事務所の複合施設を建設することが発表されています。
また岡崎市役所などの行政施設、岡崎城などの観光施設に向かうには北口が便利ということもあり、バスターミナルの再整備、観光に関する施設が設置されます。
多くのバスが現在でも北口のバスターミナルに乗り入れを行っていますが、現状バスが出発する際に「バック」が必要になることから、安全面の心配がされています。
北口の再開発は駅施設だけでなく安全な交通広場を整備することも重点に置かれています。
南口は乗用車乗り入れの広場・周辺居住者のための施設を整備
岡崎駅の南側には住宅が多く、駅徒歩圏内に住まわれている方も多いエリアです。
そのため、南口の広場整備と同時に生活利便性が高い商業施設やサービスなどを提供する施設を設置する計画を立てています。
岡崎市は2023年大河ドラマの舞台となり、注目をされている街となります。
住みやすく、魅力的な街づくりが求められており、岡崎市や周辺都市、リニア中央新幹線の工事と大規模再開発が進む名古屋市など、愛知県内の都市の不動産再開発情報には今後も注目です。
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愛知県内の大規模再開発情報
愛知県内の再開発は県庁所在地である「名古屋市」に一極集中の状態となっており、名古屋市内または名古屋まで直通する鉄道や道路などの利便性が良い街の不動産情報や投資が活発となっています。