西武新宿線の杉並区・練馬区・西東京市の3自治体にまたがる「井荻駅〜西武柳沢駅」間の高架化・立体交差化事業が2023年より本格的に工事の準備が始まりました。
井荻駅〜西武柳沢駅間の5.1キロメートル間にある19箇所の踏切の廃止を行い、鉄道と道路を分けることで安全性と開かずの踏切となってしまうことでの街の分断解消を行う工事となります。
また、この区間にある「上井草駅」「上石神井駅」「武蔵関駅」「東伏見駅」の4つの駅を高架駅化も行われます。
「上井草駅」「上石神井駅」「武蔵関駅」には交通広場が整備され、駅周辺の路線バス、タクシー乗り場、自家用車の乗り入れなどを行えるスペースが設けられます。
高架化と同時に駅の整備が行われることで、各駅周辺や西武新宿線沿線の不動産開発・不動産投資などの情報に知識・投資情報に注目が集まります。
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西武新宿線「井荻駅〜西武柳沢駅」高架化計画
立体交差区間 | 西武新宿線:井荻駅〜西武柳沢駅 |
事業距離数 | 5.1キロメートル |
立体交差工事内容 | 高架線・高架駅 |
対象高架駅 | 上井草駅・上石神井駅・武蔵関駅・東伏見駅 |
通過自治体 | 東京都杉並区・東京都練馬区・東京都西東京市 |
解消踏切箇所 | 19箇所 |
【上井草駅:2面2線のホームから島式1面2線ホーム高架駅に変更】
【上石神井駅:2面3線と留置線のホームから島式2面4線ホーム高架駅に変更】
【武蔵関駅:2面2線のホームから島式1面2線の高架駅に変更】
【東伏見駅:2面4線のホームから同じ2面4線の高架駅に変更】
開かずの踏切の解消・市街地の分断を解消する高架化事業
「井荻駅〜西武柳沢駅」は約5.1キロメートルの短い区間となりますが、19箇所の踏切があり、朝・夕のラッシュ時の時間帯では「開かずの踏切」となっている課題があります。
そのため、この区間の鉄道高架化を行い、線路と道路の交差部を無くすことで、市街地の分断の解消、交通渋滞の解消を行う目的があります。
また電車と人による人身事故など、鉄道運行に支障が出ることによる損失の回避も目的とされています。
この高架化事業は「杉並区」「練馬区」「西東京市」の3つの自治体にまたがる区間となり、各自治体が協力し、都市計画として鉄道と道路の立体交差化を進めています。
4つの駅の高架駅化
西武新宿線の線路高架化と合わせ、井荻駅〜西武柳沢駅間にある4つの駅の高架駅化も行われます。
対象となる駅は起点の西武新宿駅よりの駅より、
- 上井草駅(東京都杉並区)
- 上石神井駅(東京都練馬区)
- 武蔵関駅(東京都練馬区)
- 東伏見駅(東京都西東京市)
上記の4駅が対象になります。
この区間は全て高架駅で建設され、現在同じ西武新宿線で立体交差化が進められている「中井駅〜野方駅間」の地下化と異なる立体交差工事となります。
また高架化をされることで、高架下の土地の有効活用も可能になるため、駐車場・駐輪場・公園などの整備も行われます。
駅周辺の高架化により街の再開発が進む
駅自体が高架駅となることで、駅前の土地と道路の整備が進み周辺の建物の開発も進むと思われます。
そのため、新しい商業施設や住居などの建設されやすくなり、不動産開発や不動産投資も行われていくと考えられます。
今回の工事で高架駅化をされる4つの駅と周辺の不動産情報には注目する価値があります。
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西武線内:鉄道連続立体交差化事業
西武新宿線は立体交差化工事が行われている区間が多く「中井駅〜野方駅間の地下線・地下駅工事」「東村山駅の高架駅・周辺線路の高架線工事」も進められています。