池袋駅西口に超高層ビル3棟建設:池袋駅西口地区市街地再開発・まちづくり計画

池袋駅西口地区市街地再開発計画は、池袋駅西口の東武百貨店・池袋西口公園・池袋駅西口バスターミナルを一体で再開発を行う計画です。

この計画により池袋駅西口には超高層ビルを3棟建設し、同時に池袋駅前バスターミナルと駅前広場の再整備計画を行うことになります。

また全国でも珍しい既存の駅前車道を廃止して、歩行者専用の広場を駅前に設置します。

この池袋駅西口地区再開発計画は国が指定する「国家戦略特区」に追加指定された地区となり、東京都だけではなく国として重要な位置付けの再開発計画となったことで、再開発計画のスピードが早まり2023年度以降に再開発の準備が始まります。

2024年1月10日の日本経済新聞の記事では「270m」「220m」「185m」の超高層ビル3棟を東武百貨店の敷地と池袋西口公園などが含まれる敷地に建設され、池袋エリアではサンシャイン60の高さを超えた超高層ビルが建設されることが発表されました。

この再開発が行われることで、雑居ビルが多い池袋駅西口の景観が大きく変わり駅前イメージの刷新を行い、池袋駅周辺や鉄道沿線の不動産開発・不動産投資などへの良い影響が期待されています。

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【東京都豊島区池袋駅周辺・池袋駅鉄道沿線:不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】






国家戦略特区指定:池袋駅西口地区市街地再開発計画

計画名池袋駅西口地区市街地再開発計画
所在地東京都豊島区西池袋一丁目16番地・18番地ほか
乗り入れ路線JR東日本:山手線・埼京線(りんかい線直通)・湘南新宿ライン(相鉄線直通含む)
東武東上線
西武池袋線
東京メトロ:丸ノ内線・有楽町線・副都心線
対象地域面積約5.3ha
総延べ床面積約58万2700㎡
対象地域東武百貨店・池袋駅西口公園・池袋駅西口バスターミナル周辺
建物の高さ270m・220m・185mの超高層ビル3棟
開発開始時期2023年度以降に開始
完成予定時期2043年度

国家戦略特区に追加指定された池袋駅西口一帯大規模再開発

最新の池袋西口再開発・超高層ビルイメージ図:2024年1月10日・日本経済新聞記事より
池袋駅西口再開発イメージ・超高層ビルパース:豊島区資料(当初の計画イメージ)
池袋駅西口再開発後イメージ:東京都豊島区資料
将来の池袋西口公園のイメージ図「池袋駅周辺地域基盤整備方針」資料より

池袋駅西口地区市街地再開発計画は、池袋駅西口にある東武百貨店、池袋駅西口公園、池袋駅西口バスターミナルを中心としたエリア一帯を同時に行う大規模計画です。

池袋駅西口に超高層ビルを3棟建設する計画となり、池袋駅西口には目立った高層ビルがなかった景観が大きく変わり、新しい人の流れが生まれます。

老朽化をしている「東武百貨店」「池袋駅西口公園入口付近」「東京芸術劇場付近」に1棟ずつ超高層ビルが建設される予定であり、地下の建造物を避ける形で慎重に行われます。

更に池袋駅の東西は駅の地下道を通り移動を行っていますが、この3棟の超高層ビルと池袋駅東口をデッキで繋ぎ、駅の上空からの東口に移動が可能となる動線が整備されます。

2024年1月10日の日本経済新聞の記事では新しい池袋西口のイメージ図が出されています。

記事の内容によりますと「高さ270m・220m・185mの超高層ビルを3棟建設する計画」が発表されており、池袋エリアで最も高い超高層ビルであったサンシャイン60を超える高さの超高層ビルが建設されます。

全体の完成予定は「2043年度」を目標としており、約20年近く月日を掛けた壮大な計画となりますが、池袋エリアの商業・不動産開発・不動産投資が活発となり、池袋だけではなく池袋と繋がる鉄道沿線の街の発展も期待できます。

【池袋駅西口に270メートル複合ビル 再開発43年度完成へ:日本経済新聞へのリンク】

東京の副都心:日本国内2位の利用者数「池袋駅」の大規模再開発計画

池袋駅西口地区市街地再開発計画が行われる東武百貨店池袋店。
建物は古く以前から再開発計画が立てられていました。

現在日本全国で東京・大阪・名古屋・札幌・福岡などの大都市圏を中心に再開発計画が行われており、中には超高層ビル・超高層タワーマンションを中心とした街の景観が大きく変わる大規模な計画があります。

主要駅の駅前再開発が特に多く行われていますが、駅ビルそのものの建て替え・再開発は数が限られており「池袋駅西口地区市街地再開発計画」はその駅ビル建て替え計画のひとつとなり、特に注目をされています。

【東京都内主要駅:駅ビル建て替え・再開発計画】

  • 小田急百貨店新宿店(小田急新宿駅:駅ビル建て替え・超高層ビル建設計画)
  • 京王百貨店新宿店(京王線新宿駅:駅ビル建て替え・超高層ビル建設計画)
  • JR・京急品川駅西口(駅ビル新築・超高層ビル建設計画)
  • JR品川駅北口・北口駅ビル(駅ビル新築)
  • JR渋谷駅(渋谷スクランブルスクエア第2期工事:建て替え・超高層ビル建設)

東京の主要駅3駅で駅ビルの建て替え新設が計画されており、この池袋駅西口の計画も駅そのものの玄関口を建て替える規模の大きなものとなります。

特に池袋駅は新宿駅に次ぐ世界2位・国内2位の利用者数の駅として知られており、これだけ利用者が多い駅の駅ビル建て替え計画は慎重に計画が進められていくことになります。

池袋駅とは?

東京都豊島区の中心駅「池袋駅」は全世界と国内で2番目に利用者が多い東京都内の6大ターミナル駅のひとつです。

東京都内を環状に運転する鉄道「山手線」の主な行き先にも表示されており、JR各線ほか大手私鉄も乗り入れを行う総合駅です。

【池袋駅に乗り入れを行う鉄道路線】

  • JR山手線
  • JR埼京線(JR川越線・りんかい線直通を含む)
  • JR湘南新宿ライン(相鉄線直通を含む)
  • 東武東上線
  • 西武池袋線
  • 東京メトロ丸ノ内線
  • 東京メトロ有楽町線
  • 東京メトロ副都心線

上記路線が乗り入れており、昼夜間関係なく多くの人が利用を行います。

元々池袋駅は設置される予定がなかったと言われており、隣駅のJR山手線「目白駅」から「大塚駅」は直線で繋がる予定でしたが、分岐させるための土地が目白駅にはなく池袋から山手線と赤羽線(のちの埼京線)を分岐することに決定し、現在では多くの私鉄も乗り入れる日本有数のターミナル駅となりました。

埼玉県方面の伸びるJRや施設が多いため、埼玉県民の利用者が多いとされている駅が池袋駅です。

利用者数が元々多い池袋駅が駅周辺の再開発によって、鉄道沿線から今まで以上の多くの人を集客できるようになります。

国家戦略特区に追加指定された「池袋駅西口地区市街地再開発」

国家戦略特区は、東京圏における東京都市再生プロジェクト(東京圏国家戦略特別区域)と呼ばれ、着工までの期間を短縮するため、当初全国46ヶ所に都市再生プロジェクトです。

この46ヶ所の都市再生プロジェクトに新たに「JR・京急品川駅西口」と「JR・東武・西武池袋駅西口」が新たに追加となり、2023年時点では合計48ヶ所の国家戦略特区として指定をされました。

この「国家戦略特区」の指定を受け、池袋駅西口の再開発計画推進のスピードが上がり、池袋駅周辺の迅速な再開発・まちづくり計画が行われていくことが期待されています。

※東京都港区には国家戦略特区指定を受け完成した超高層ビル「東京ワールドゲート」が2020年に開業しています。

国家戦略特区に指定され建設された「港区虎ノ門:東京ワールドゲート」

池袋駅西口駅前道路を廃止:池袋五差路が普通の交差点に

池袋駅西口地区市街地再開発の計画には、池袋駅西口からまっすぐ要町方面に伸びる駅前道路が廃止され、この道路の敷地一帯も再開発を行います。

この道路は駅前広場の一部として活用をされる予定となり、車道を廃止し歩行者専用とすることで歩行者空間を創出します。

この道路の廃止により劇場通りと交わる「池袋五差路」の交差点が「四差路」となり、通常の交差点となります。

車道が完全に廃止される都市計画は全国でも珍しく、歩行者を中心とした池袋西口のまちづくりが行われます。

また池袋五差路交差点角地には「池袋マルイ」の跡地があり、この跡地も超高層ビル計画が予定されており、中小の雑居ビル中心の街並みであった池袋駅西口は一気に超高層ビル街に変貌します。

これからも発展が期待される池袋駅周辺・池袋駅鉄道沿線の今後の再開発・まちづくり計画は不動産開発・不動産投資などの情報に今後注目です。

【東京都豊島区・池袋駅周辺・池袋駅鉄道沿線:不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】






東京都豊島区:池袋駅周辺大規模再開発計画

池袋駅が立地する東京都豊島区は「人口密度が最も高い市区町村」として知られております。その豊島区内では中心商業地である「池袋駅周辺」を中心として数多くの再開発・まちづくりが行われています。

東京都心部と副都心「新宿」「渋谷」「池袋」では、雑居ビルや駅ビルが新しい建物への計画、建て替えが進められており、数年後には東京全体の街の様子・景観が一変します。

今後も東京都心と副都心を中心に再開発・まちづくりが行われ、不動産開発・不動産投資が積極的に行われます。

東京全体の街の更新・活性化が行われていくため、東京を中心とした首都圏の不動産情報・住まいに関する情報には注目が集まります。

東京都市レポート:最新情報
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