名鉄百貨店本店再開発計画は、名古屋駅前「名鉄百貨店本店」の建て替え、超高層ビル計画です。
この再開発計画は名古屋駅前の再開発計画の中でも特に規模の大きなものとなり、隣接する「名鉄グランドホテル」「近鉄パッセ」太閤通りを跨いだ先の商業施設跡地「旧:名鉄レジャック」を含んだ広範囲の駅前再開発計画です。
高さ約180mの超高層ビル3棟を連続して建設し、低層階で各ビルを行き来できる構造を計画しており、名古屋駅南の笹島からJR名古屋駅前で移動できるルートが増えます。
名古屋駅前は中部地方最大の超高層ビル街となっており、地下ではリニア中央新幹線名古屋駅の建設が進み、全国的にも注目の再開発・都市開発エリアとなります。
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名鉄百貨店本店再開発計画
計画名 | 名鉄百貨店本店再開発計画 |
住所 | 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目2−1 |
鉄道アクセス | 名鉄名古屋本線「名鉄名古屋駅」直上 近鉄名古屋線「近鉄名古屋駅」直上 JR名古屋駅桜通口:徒歩3分 |
建物の規模 | 約180mの超高層ビル3棟 |
完成予定 | 2030年ごろ |
名古屋駅前最大級の再開発・超高層ビル3棟を建設
名鉄百貨店本店は名古屋駅前に立地する名古屋老舗のデパートであり、再開発計画が以前より行われておりました。
コロナ禍前までの当初の計画では、JR名古屋駅に接する名鉄百貨店本店から南へ向かい、笹島交差点を超えた日本生命ビルまでを高さ約180mの横長のビルを計画していました。
この計画は高さ180mの高さのビルを約400m以上にわたり建設を行う、全国でも見たことがないビルとなり注目をされていましたが、名古屋駅前に壁のような形で計画された超高層ビルは賛否がありました。
しかしコロナ禍の影響により、この再開発計画は白紙に戻され、改めて名古屋鉄道は今後の再開発計画が模索されていましたが、低層階を繋げた約180mの超高層ビルを3棟建設する計画として再始動しています。
再開発による解体対象の建物は、
- 名鉄百貨店本店
- 近鉄パッセ
- 名鉄グランドホテル
- 名鉄セブン館
- 旧:名鉄レジャック
- 日本生命ビル
これらのビルをまとめた再開発計画となり、中部地方で同時に行われる再開発計画の中でも際大規模のものとなります。
この新しい再開発計画は2030年度ごろの完成目標を目指しており、名古屋駅前の再開発計画には注目が集まっています。
名鉄百貨店地下では名鉄名古屋駅の拡張工事も行われる
名鉄百貨店本店の再開発計画は、同時に名鉄百貨店地下に設置されている「名鉄名古屋駅」と地下で隣接する「近鉄名古屋駅」の拡張・回収工事も行われます。
特に名鉄名古屋駅は、名鉄名古屋駅に入線する電車を2つの線路・3つのホームで捌いており、駅ホームが狭く拡張が求められています。
名鉄名古屋駅はホーム2面・線路4線の「2面4線」の設置計画が立てられており、中部国際空港への専用ホーム設置も検討されています。
この再開発計画は地上の名鉄百貨店だけではなく、地下を走る鉄道駅「名鉄名古屋駅」「近鉄名古屋駅」の拡張も同時に行う再開発計画であり、想像以上に難儀な工事が行われます。
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