名鉄百貨店本店再開発計画は、名古屋駅前「名鉄百貨店本店」の建て替え、超高層ビル計画です。
この再開発計画は名古屋駅前の再開発計画の中でも特に規模の大きなものとなり、隣接する「名鉄グランドホテル」「近鉄パッセ」太閤通りを跨いだ先の商業施設跡地「旧:名鉄レジャック」を含んだ広範囲の駅前再開発計画です。
名鉄名古屋駅を含めた再開発計画は「コロナ禍」の中で大きく変更されてきましたが、最終的には「太閤通り」を跨ぎ、高さ約180mの超高層ビル2棟を連続して建設し、低層階で各ビルを行き来できる構造を計画となりました。
この再開発計画により、地上以外に名古屋駅南の笹島周辺からJR名古屋駅前で移動できるルートが増えることになります。
名古屋駅前は中部地方最大の超高層ビル街となっており、地下ではリニア中央新幹線名古屋駅の建設が進み、全国的にも注目の再開発・都市開発エリアとなるため、名古屋だけではなく全国的に注目されている大規模再開発・まちづくり計画です。
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名鉄百貨店本店・近鉄パッセ・名鉄グランドホテル・名鉄レジャック跡地:再開発・まちづくり計画
計画名 | 名鉄百貨店本店再開発計画 |
住所 | 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目2番地 |
鉄道アクセス | 名鉄名古屋本線「名鉄名古屋駅」直上 近鉄名古屋線「近鉄名古屋駅」直上 JR名古屋駅桜通口:徒歩3分 |
敷地面積 | 約32,700㎡ |
延床面積 | 約520,000㎡ |
建物の規模 | 約180mの超高層ビル2棟 商業 オフィス ホテル 鉄道駅(名鉄名古屋駅) バスターミナル |
完成予定 | 第1期:2033年ごろ 第2期:2040年代前半 |
名古屋駅前最大級の再開発:計画変更を経て超高層ビル2棟を建設

再開発後に再度名鉄百貨店が入居を行うかは未定です。
名鉄百貨店本店再開発計画は、親会社である名古屋鉄道により計画されている名古屋前最大規模の再開発計画です。
名鉄百貨店本店は名古屋駅前に立地する名古屋老舗のデパートであり、再開発計画が以前より行われておりました。
コロナ禍前までの当初の計画では、JR名古屋駅に接する名鉄百貨店本店から南へ向かい、笹島交差点を超えた日本生命ビルまでを高さ約180mの横長のビルを計画しており、壁ようなビルとして外観の特徴もあり、名古屋だけではなく全国からも注目されている再開発計画でした。
しかしコロナの影響により、この再開発計画は白紙に戻され、改めて名古屋鉄道は今後の再開発計画が模索されていましたが、低層階を各ビルで繋げた約180mの超高層ビルを2棟建設する計画として再始動しています。
再開発による解体対象の建物は、名古屋駅南の笹島交差点を超えた先にも及び、
- 名鉄百貨店本店
- 近鉄パッセ
- 名鉄グランドホテル
- 名鉄セブン館
- 旧:名鉄レジャック跡地
- 日本生命ビル
これらのビルをまとめた再開発計画となり、中部地方で同時に行われる再開発計画の中でも最大規模のものとなります。
また、建物内に設置されている名鉄バスターミナルも新しく新設されることになり、設備の老朽化が進んでいたバスターミナルも刷新されます。
東京では「バスタ新宿」や東京駅前の「バスターミナル東京八重洲」など、長距離対応の最新バスターミナルが近年オープンしており、名古屋駅前にもこれらに対応したバスターミナルが整備されると思われます。
この新しい名鉄百貨店本店の再開発計画は、当初2030年度ごろの完成目標を目指しておりましたが、再開発の解体工事が遅れ、2033年度に第1期の工事が完了、全体の工事が終わる2期は2040年度前半になると発表されています。
名鉄百貨店地下では名鉄名古屋駅の拡張工事も行われる
名鉄百貨店本店の再開発計画は、同時に名鉄百貨店地下に設置されている「名鉄名古屋駅」と地下で隣接する「近鉄名古屋駅」の拡張・回収工事も行われます。
特に名鉄名古屋駅は、名鉄名古屋駅に入線する電車を2つの線路・3つのホームで捌いており、駅ホームが狭く拡張が求められています。
名鉄名古屋駅は2040年前半の完全リニューアル後にはホーム2面・線路4線の「2面4線」の設置計画が立てられており、中部国際空港への専用ホーム設置も検討されています。
この再開発計画は地上の名鉄百貨店だけではなく、地下を走る鉄道駅「名鉄名古屋駅」同じく地下で名鉄名古屋駅に隣接する「近鉄名古屋駅」の拡張も同時に行う再開発計画であるため、想像以上に難儀な工事が行われます。
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注目される名古屋駅前再開発・まちづくり計画へのリンク
名古屋駅前はリニア中央新幹線開業に向けた再開発・まちづくりが複数同時に行われており、東京:品川駅と短時間で移動が可能となる街のため、不動産開発・不動産投資が活発なエリアとなっています。