葛飾区京成立石駅周辺では現在高架化のための「仮線路敷設」を駅北側にて行っており、京成立石駅の高架駅建設事業が進んでおります。
現状、京成立石駅の両隣駅である「四ツ木駅」「青砥駅」は既に高架駅となっておりますが、間にある京成立石駅のみ地上駅となり、踏切が多く交通渋滞が朝夕を中心に発生しやすい地域になっている課題があります。
この京成立石駅前再開発計画は、まず京成立石駅の高架駅建設を行い、その後「立石駅北口一帯の再開発」を行う計画です。
この京成立石駅の再開発では、現状は予定ですが「葛飾区役所が京成立石駅前に移転」する計画となっており、併せて駅前の周辺不動産開発も積極的に行われる計画となります。
【2022年12月15日の葛飾区議会定例会で正式に2028年度に移転することが決定しました】
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立石駅前北口地区第一種市街地再開発事業 概要
事業名 | 立石駅前北口地区第一種市街地再開発事業 |
住所 | 東京都葛飾区立石 |
敷地面積 | 西街区:約7,130平方メートル 東街区:約4,660平方メートル |
建築面積 | 西街区:約4,900平方メートル 東街区:約3,260平方メートル |
延面積 | 西街区:約79,200平方メートル 東街区:約41,100平方メートル |
容積対象床面積 | 西街区:約57,000平方メートル(容積率約800%) 東街区:約32,600平方メートル(容積率約700%) |
用途 | 西街区:住宅・店舗・駐車場・駐輪場 東街区:事務所・店舗・公益・駐車場・駐輪場 |
住宅戸数 | 西街区:約650戸 東街区:なし |
階数・高さ | 西街区:地上35 階・地下2 階・高さ約120m・鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造 東街区:地上13 階・地下3階・高さ約62m・鉄筋コンクリート造 |
着工 | 2023年度予定 |
竣工 | 2028年度予定 |
せんべろの街「立石」の再開発
立石はレトロな昭和感が残る街として知られており、千円でべろべろになれる街「せんべろの街:立石」としてよく知られています。
昔ながらの建物が残る情緒がある街という側面と、昭和に建てられた老朽化した建物が目立ち災害の心配をされる街でもあります。
災害時に建物倒壊の恐れがある駅前の建物を再開発で整える計画ですが、周辺の住民の方は賛成派と反対派で意見が大きく分かれているようです。
計画通りに再開発を行うと、立石駅前は昭和の情緒感がなくなり、綺麗な街並みと高層ビルが建つことになります。
昭和の情緒の残すよう呼びかける住民も少なくはないようです。
現在葛飾区役所は京成立石駅より徒歩10分程度の北にあります。
葛飾区役所の老朽化・移転問題「2028年度に京成立石駅前移転決定」
葛飾区役所は東京23区にある区役所でも築年数が古く、老朽化の懸念がされていました。そのため葛飾区役所を高架駅工事が行われている「京成立石駅」の駅前に移転し、駅前再開発の複合施設に入居する計画がありました。
区役所の老朽化問題は災害が発生した際、公共施設の役割をすることができず、それどころか倒壊してしまうリスクがあります。
公共施設の中でも老朽化が目立つ葛飾区役所は、いずれ建て替えや移転を行う必要があるため、第一候補として立石駅前の再開発計画地に移転される予定となっていました。
【2022年12月15日:葛飾区議会定例会にて正式に京成立石駅前再開発ビルに移転することが決定しました】
葛飾区役所、京成立石駅前に移転:28年度:日本経済新聞記事リンク
2028年度に移転を完了させ、京成立石駅前の便利がとても良い立地に区役所が移ることで、区民の利便性が向上します。
京成立石駅の高架化
京成立石駅前の再開発事業が本格化する前にまずは「京成立石駅の高架化」が始まることになります。
京成立石駅は京成押上線の途中駅となり、都営地下鉄浅草線と直通することで日本橋・新橋などの都心に乗り換えなしで行くことができます。
さらに2030年度予定ですが、京成立石駅は高架駅となり、周辺の道路事情などが改善され現在踏切で分断されている南北の移動が容易になります。
葛飾区はJR沿線の開発が特に活発でしたが、葛飾区役所の最寄駅である立石も注目される街になっており、これから周辺再開発がどのようになっていくのか注目されています。
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