コンラッド名古屋進出:栄最大の約211m超高層ビル建設:栄広場・錦三丁目25番街区再開発

名古屋市には2つの大きな繁華街「名駅(名古屋駅前)」と「栄」があり、古くから名古屋に住む人の「名古屋の繁華街は栄である」と認識されています。

再開発に関する計画はリニア中央新幹線の駅が開業する名駅地区に遅れをとっていましたが、ここにきてようやく栄でも複数の再開発計画が進み始めました。

錦三丁目25番街区計画は通常「栄広場」と呼ばれる、名古屋最大の繁華街「栄」の「栄交差点」角地にある広場です。

この計画は栄広場とその周囲の土地を合わせ、200mを超える「栄地区で最も高い超高層ビル」を建設する計画となり、完成は2026年度の予定です。

栄地区初の映画館:シネマコンプレックスや名古屋都心部で初の外資系ホテル「コンラッドホテル」を誘致する計画となり、名古屋の都心「栄」が今後も活性化されます。

【名古屋栄周辺:不動産開発・資料参考リンク】

栄公園再開発:(仮称)錦三丁目25番街区計画「栄広場」 概要

地下鉄栄駅入口:左手奥が栄広場(再開発場所)右手にドンキホーテ
三菱地所・パルコ・日本郵政不動産・明治安田生命保険相互会社・中日新聞社:公式ホームページより外観イメージ
再開発名称栄公園再開発:(仮称)錦三丁目25番街区計画
コンラッド名古屋
住所名古屋市中区錦三丁目2501番1、2501番2、2514番
アクセス名古屋市営地下鉄東山線・名城線「栄駅」出口徒歩1分
名鉄瀬戸線「栄町駅」徒歩5分
着工2022年7月1日
竣工2026年3月頃
開業予定2026年夏頃
敷地面積4866.40㎡
延床面積約10万9700㎡
階数地上41階・地下4階・塔屋1階
高さ約211m
用途ホテル、オフィス、シネコン、商業、駐車場
事業者三菱地所・パルコ・日本郵政不動産・明治安田生命保険相互会社・中日新聞社
錦三丁目25番街区計画(栄広場再開発)建設地
奥には栄地区初の150mを超える超高層ビル:中日ビル

超高層ビルが建設されている名古屋市中区錦三丁目は栄の繁華街の一つであり、栄の北側にあたる地域となり、栄周辺は古くからの歓楽街・飲食店が無数にある地域になります。

再開発の場所は「栄広場」と呼ばれる、名古屋都心を通るメインストリート「広小路通」「大津通」「久屋大通」「錦通」挟まれる街区(一部除く)になり、ドンキホーテ栄本店を広小路通を挟み対角に立地することから「ドン横」と呼ぶ若者が近年増えていました。

錦三丁目25番街区計画(栄広場再開発)の計画が進行し、ドン横も閉鎖されることになり、本格的に工事が始まっています。

完成予定時期は2026年春頃の予定とされており、栄初の200m以上の高さの超高層ビルが建設されることになります。

名古屋:栄地区初の200m超えの超高層ビル

錦三丁目25番街区計画の超高層ビルは「名古屋テレビ塔(中部電力ミライタワー)の高さ約180mを超えた211mで計画されています」

三菱地所・パルコ・日本郵政不動産・明治安田生命保険相互会社・中日新聞社:公式ホームページより

栄地区では初の200mを超えた超高層ビルです。

名古屋テレビ塔(中部電力ミライナタワー)より高いビルとなる予定であり、新たな栄のシンボルタワーの一つになります。

名古屋中心部:栄エリア初の映画館:TOHOシネマズを設置

栄は名古屋最大の商業地になりますが、長年映画館(シネコン)が存在しない街でした。

錦三丁目25番街区計画には、新たにTOHOシネマズのシネコンが入居することになり、映画館空白地帯の解消をすることができます。

映画だけでなくライブなどのイベント、スポーツの生中継配信も予定しております。

従来名古屋地区では、名古屋駅前のミッドランドスクエアや大型のイオンに入居する映画館に行くことが多かったのですが、名古屋の都心「栄」で映画を見ることができる日が近い将来整います。

TOHOシネマズイメージ
三菱地所・パルコ・日本郵政不動産・明治安田生命保険相互会社・中日新聞社:公式ホームページより

ホテルにはコンラッド・ホテルズ&リゾーツが入居

錦三丁目25番街区計画には名古屋発のコンラッドホテル系列:コンラッド・ホテルズ&リゾーツが進出します。

高層ビルの31階から41階への進出を計画しており、約170の部屋を設置する予定です。

またスイートルームを170のうち、29の部屋で設置する予定です。

また32階にはスパ・プール・ジムなどを設置する予定になっています。

コンラッドホテルズ:オールデイダイニング
三菱地所・パルコ・日本郵政不動産・明治安田生命保険相互会社・中日新聞社:公式ホームページより外観イメージ

栄地区での高級ホテルの進出は、名古屋テレビ塔のTHE TOWER HOTEL NAGOYA (ザ・タワーホテル ナゴヤ)に続くことになりますが、コンセプトや部屋数も大きく異なる為、差別化が図られていると思われます。

栄公園に隣接する久屋大通公園(HISAYAODORI PARK)の整備が完了し活性化されている栄地区

栄公園再開発:(仮称)錦三丁目25番街区計画が隣接するエリアでは「久屋大通公園再開発事業」が完了しており、名古屋市中心部の栄地区の活性化が進んでいます。

長年の課題であった名古屋のシンボルである名古屋テレビ塔(中部電力ミライタワー)を含む久屋大通公園の再整備は、栄の中でも特に重要な位置づけとされていました。

久屋大通公園は、三井不動産が手掛ける商業ブランド(RAYARD:レイヤード)の第一号であった渋谷区立宮下公園の再整備(ミヤシタパーク:MIYASHITA PARK)の成功例を元に、レイヤード第二号となった栄の久屋大通公園(ヒサヤオオドオリパーク:HISAYAODORI PARK)の再整備を行った事業です。

第二期として、今後は錦通から南(矢場町方面)の久屋大通の再整備を行います。

錦三丁目25番街区計画が行われる前に、栄周辺の他再開発計画も同時に進んでいます。

新しく整備された久屋大通公園(ヒサヤオオドオリパーク)と名古屋テレビ塔(中部電力ミライタワー)

名古屋都心「栄」他の超高層ビル計画

名古屋:栄では現在最も進んでいる再開発:超高層ビル計画が「中日ビル建て替え」となり、錦三丁目25番街区から久屋大通を挟んだ「旧中日ビル」で建設中です。

また広小路通を挟んだ「名古屋三越」でも再開発計画があります。

こちらはまだ三越が営業されており、実際に再開発を正式に行うかは未定ですが、建物の老朽化も進んでおり、近い将来に正式発表になるものと思われます。

【名古屋:栄地区の大規模再開発計画】

  • 中日ビル建て替え
  • 名古屋三越建て替え
  • アーバンネット名古屋ネクスタビル建設
  • 久屋大通公園再整備(第2期)
名古屋三越栄店:超高層ビル建て替え計画です。
栄地区で最も早く建て替え・高層ビル化が完了する「中日ビル再開発事業」です。
2022年6月に開業した中部電力ミライタワー東「アーバンネット名古屋ネクスタビル」です。

名駅(名古屋駅前)に比べて再開発が遅れていた名古屋の都心「栄」ですが、ようやく街全体の再開発計画が進み街並みの変化が起きそうです。

名古屋駅前に続き、栄でも不動産開発・投資が積極的に行われていくと思われます。

【名古屋栄周辺:不動産投資・資料参考リンク】

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