名古屋:栄三越再開発 名古屋三越栄店の建て替え・高さ約180mの超高層ビル化計画

名古屋市の中心繁華街「栄」では現在大規模再開発計画や超高層ビル建設が始まっています。

戦後から名古屋市の中心部は「栄」であり、現在も名古屋市の最大の商業地・歓楽街ですが、2000年代になり、名古屋駅前(名駅)に超高層駅ビル「JRセントラルタワーズ」がきっかけとなり、名古屋市の都心として発展が進みました。

名古屋駅前は元々利便性がよく、東海道新幹線で直接、東京・大阪と繋がり、名鉄で直接中部国際空港へ行くことができるため、近年名古屋駅前は超高層ビル街となり発展をしております。

中部地方最も高かった路線価も、今まで古くからの名古屋の都心である栄から名古屋駅前に変わっています。

名古屋駅前に比べるとしばらく元気がなかった名古屋の都心「栄」ですが、賑わいを取り戻すべく、ここにきて大規模再開発計画が多く出ており、栄三越の建て替え・超高層ビル計画もそのうちの一つとなります。

【オリエンタルビル・名古屋三越栄本店の竣工は、現在のところ2029年度の予定です】

名古屋三越栄本店の建て替え・超高層ビル再開発は、栄近隣でも特に注目をされており、今後栄の街全体でも不動産開発・投資・オフィス需要が高まるとされています。

【このページは名古屋栄三越の再開発・詳細・規模に関するページとなります】

【名古屋・栄周辺:不動産投資・資産形成・駅前レンタルオフィス情報資料参考リンク】

名古屋三越栄店 建て替え高層ビル化計画 概要

名古屋三越栄店:建て替え超高層ビルイメージ:名古屋三越栄店運営企業「オリエンタルビル提供」
建物名名古屋三越栄店
住所愛知県名古屋市中区栄3丁目5−1
アクセス名古屋市営地下鉄東山線・名城線「栄駅」※サカエチカ(栄地下街)直結
名鉄瀬戸線「栄町駅」徒歩6分
階数地上34階・地下4階
高さ約180m
用途商業施設・ホテルなど
建築主オリエンタルビル株式会社
着工時期未定
開業年度2029年度

名古屋の老舗百貨店:栄三越の老朽化問題

名古屋の都心「栄」地区にある名古屋三越栄店:2022年7月久屋大通公園から撮影
オリエンタルビル提供:日経新聞より
左のビルが名古屋三越栄本店の建て替えイメージ・右の透明なビルの位置が「コンラッド名古屋」建設予定地「栄広場」
名古屋三越栄本店・低層階イメージ:ヒサヤオオドオリパークと繋ぐデッキを新設する案があります。

名古屋:栄三越は全身の「オリエンタル中村百貨店」が開業した際に建設された建物であり、この建物の歴史は古く1954年の竣工ビルになります。

約70年近くの歳月が経ち、名古屋の都心:栄地区の大規模商業施設では最も古いビルの一つになりました。

名古屋:栄三越は老朽化の面からも建物の維持が心配されており、将来必ず起こると言われている東海地震では倒壊する危険もあります。

栄地区では近年栄地区全体の大規模再開発・超高層ビルなどの計画が、名古屋駅前より遅れてようやく進む形となり、この栄三越も建物を超高層ビルへの建て替え検討、街区全体の再開発を行う構想が出てきました。

ようやく街の超高層ビル化が進む名古屋の都心「栄」

名古屋市は超高層ビル・タワーマンションが従来ほとんどなかった地域と言われてきました。

その名古屋の街の高層ビル化のきっかけになったのは2000年に開業した「名古屋駅桜通口:駅ビルの建て替え:JRセントラルタワーズ」です。

そこから名古屋市内の超高層ビル群と言えば、東海道新幹線や将来のリニア中央新幹線が開通する名古屋駅前(名駅)と言われるようになりましたが、従来の名古屋の都心は「栄」になります。

JRセントラルタワーズの開業以降、名古屋駅周辺ではトヨタ自動車の名古屋本社が入居する超高層ビル「ミッドランドスクエア」「大名古屋ビルヂング」「JRタワー名古屋」リニア中央新幹線名古屋駅直上「JRゲートタワー」などが建設され、名古屋駅前では次々と超高層ビルの開業が行われました。

しかし、名古屋の従来からの都心である「栄」ではその後も長らく高層ビル計画の話はありませんでした。

近年ようやく名古屋の都心・最大の商業地である栄地区も大規模再開発計画・超高層ビル建設が進行しています。

直近の名古屋栄三越周辺の大きな再開発・都市開発事業は、

  • 栄公園跡地再開発(錦三丁目)
  • 中日ビル建替え・超高層ビル化
  • 久屋大通公園整備第2期(レイヤードヒサヤオオドオリパーク)※錦通南側の久屋大通
  • アーバンネット名古屋ネクスタビル建設(2022年6月完成・開業)
  • 丸栄跡地再開発

これらの再開発計画が進んでいます。

また栄地区は、栄エリアの北端の久屋大通駅北側に「タワーマンションを中心とした高級住宅街」が広がっています。このエリアは徒歩で栄に行ける利便性もあり、衣食住すべてで注目されている地域です。

栄周辺では居住用や投資案件の不動産などが多くあり、現在居住や投資先としても注目をされています。

【日本経済新聞リンク:記事 名古屋三越栄店 オリエンタルビル提供】

名古屋栄三越の再開発は一旦凍結

名古屋栄三越の計画はコロナ禍の影響により、一旦超高層ビルを含めた計画は凍結されることになりました。

名古屋三越栄本店跡地に計画されている超高層ビルではオフィスフロアも計画されていましたが、オフィス需要が不透明であるという理由で周辺の再開発計画の様子を見てから検討することになりました。

建築資材の高騰も影響しており、一旦名古屋栄三越の計画は凍結となりましたが、近くに建設されている超高層ビル「中日ビル」や栄三越の目の前に建設されている栄初の200m超えの超高層ビル「コンラッド名古屋」などの状況をみて、再び大規模な再開発計画が進むことが期待されています。

【名古屋・栄周辺:不動産投資・資産形成・駅前レンタルオフィス情報資料参考リンク】

名古屋:栄三越再開発計画周辺で行われている他再開発事業

名古屋栄三越がある名古屋の都心「栄」では、大規模都市計画・再開発計画が進んでいます。

近年では栄中心部にある100m道路「久屋大通公園」も渋谷:宮下公園(ミヤシタパーク)同様、三井不動産がプロデュースを行った都市公園の第2弾「ヒサヤオオドオリパーク」として再整備が行われました。

リニア中央新幹線が建設されている名古屋駅前だけではなく、名古屋の都心:栄地区の再開発・再整備・超高層ビル建設が活発になっています。

栄で最も早く再開発・超高層ビル建設が進む中日ビル建替え計画です。
現在工事が始まっている栄地区最大の超高層ビルです。
2022年6月30日にオープンしたアーバンネット名古屋ビル併設のビルです。
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