名古屋都心「栄」 中日ビル:超高層ビル建て替え・再開発計画

名古屋の中心繁華街「栄」では現在複数の大規模な再開発・既存のビル建て替え工事が進んでいます。

今まで名古屋市内での再開発の中心は「リニア中央新幹線」の駅が地下に建設され、東京と直接つながる「名古屋駅前(名駅)」でしたが、近年では従来の名古屋中心市街地である「栄」でも再開発計画が進んでいます。

その中で規模が大きく最もビル建設・進捗が進んでいる再開発計画が「中日ビル建て替え・再開発」です。

既存の中日ビルを解体し、新たに超高層ビルを建設する計画となり、2022年9月現在高層棟の建設が進んでおり、完成予定は2024年度の予定です。

名古屋の中心部「栄」で建設中の超高層ビルの中で中日ビルが最も先に完成することになります。

栄地区の不動産開発・投資の活性化の先駆けになる再開発事業になると思われます。

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中日ビル建て替え・再開発計画 概要

中日ビル(中部2本ビルディング)外観イメージ
名称中日ビル(中部日本ビルディング)
住所愛知県名古屋市中区栄四丁目1−1
アクセス名古屋市営地下鉄東山線・名城線「栄駅」栄・森の地下街「12番・13番出口」すぐ
工事開始2020年
竣工2024年度予定
階数地上33階・地下5階(地下で地下鉄栄駅※地下街「栄・森の地下街」と直結)
高さ170m
敷地面積約6,857㎡
建築面積約5,950㎡
延床面積約113,000㎡
事業主中部日本ビルディング
施工竹中工務店
サポート企業三菱地所

名古屋市で三菱地所が開発を行った大規模再開発は「名古屋駅前:大名古屋ビルヂング」が有名です。

老朽化した中日ビルを一から建て替え

中日ビル正式には「中部日本ビルディング」と呼ばれるビルであり、旧中日ビルは1966年に開業したビルでした。

旧中日ビルには商業施設・結婚式場・劇場などが入る複合ビルであり、新しい中日ビルも同様の施設が入居する予定です。

中日ビルは2018年頃より、徐々に入居するテナントが撤退を始め2020年には本格的に建て替え工事が始まっています。

中日ビル(2022年7月)
中日ビル:配置イメージ(中日ビルホームページより)
中日ビル1階・地下1階の導線(中日ビルホームページより)
隣接する中区役所方面への通り抜け通路を設置。

名古屋:栄で初めての150m以上の超高層ビル建設

名古屋市の都心である栄は、名古屋一の繁華街・商業地となります。

しかし近年では名古屋駅前(名駅地区)の開発が盛んになり、路線価もそれまで中部地方で最も高かった栄地区を超え、中部地方一の路線価のエリアとなっています。

名古屋駅前は大規模再開発、東海地方各地・東京・大阪などの大都市からの移動のしやすさもあり、また将来のリニア中央新幹線の開業でかなり再開発が進んでおり、栄地区は全体の開発が遅れておりました。

しかし、ようやく栄でも大規模再開発が始まり、栄では今までなかった「高さ150mを超えた超高層ビル」が計画・建設が始まっております。

栄地区での150mを超える超層ビル:最初の再開発が「中日ビルの建て替え・再開発」となります。

周囲の建物では「中部電力ミライタワー※名古屋テレビ塔」に次ぐ高さの建物になります。

中部電力ミライタワー(名古屋テレビ塔)

新しい中日ビルに入居するテナント

新しい中日ビルに入居するテナントは具体的に発表はありませんが、「三菱地所」の子会社「ロイヤルパークアンドリゾーツ」が入居することが決まっております。

ロイヤルパークアンドリゾーツは名古屋では2ヶ所目の出店となる都市型ホテルです。

ほか、展望台・商業施設・ホール・劇場・会議室等の施設が入居する予定になっておりますが、正式に入居予定企業は公表されていません。(2022年7月時点)

今後新たな発表が期待されますので、今後の情報公開が楽しみです。

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愛知県名古屋市:大規模再開発プロジェクト

名古屋市内では、名古屋駅・栄の2大都心を中心に大規模な再開発が始まっています。

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