東京都が指定するお台場・有明などが含まれる副都心「臨海副都心」には従来「フジテレビ」が本社・スタジオなどを構えておりますが、フジテレビ以外のテレビ局である「テレビ朝日」が東京都が保有する都有地を取得しております。
このテレビ朝日が取得した都有地は「有明南H区画」と呼ばれており、まだ正式名称はありません。
またテレビ朝日以外にも隣接する「有明南G1区画」はコナミホールディングスが取得しています。
【この有明南G1区画は「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」として正式名称が決まりました】
両地区とも場所は結婚式場があったアニヴェルセル東京ベイの跡地・至近地となり、今後テレビ朝日・コナミホールディングスによる再開発が行われていきます。
お台場・有明は今後も開発が行われていくものと考えられ、東京都の中でも不動産開発・投資の対象になりやすいエリアの一つと言われています。
【不動産知識についての参考リンク】




臨海副都心有明南 G1 区画・有明南 H 区画 概要

区画名 | 有明南G1区画・有明南H区画 |
住所 | 有明南G1区画:東京都江東区有明三丁目1番17 有明南H区画:東京都江東区有明三丁目1番9 |
取得事業者名 | 有明南G1区画:コナミホールディングス株式会社・コナミリアルエステート株式会社・コナミビジネスエキスパート株式会社 有明南H区画:テレビ朝日ホールディングス |
用途 | 有明南G1区画:スタジオ・ショップ・事務所 有明南H区画:多目的ホール・集客娯楽施設・オフィス |
階数・高さ | 有明南G1区画:地上9階建・58m→地上8階・地下1階 有明南H地区:地上12階・83.1m |
延床面積 | 有明南G1区画:52,000 ㎡ 有明南H地区:44,190 ㎡ |
工事開始時期 | 有明南G1地区:2022年10月工事開始予定 |
事業開始時期 | 有明南G1地区:2025年1月予定 有明南H地区:2024年12月 |
お台場・有明「臨海副都心」にテレビ朝日の進出


1990年台後半:まだ空き地ばかりのお台場に新宿:河田町から本社を移転した「フジテレビ」の印象が強くあります。
当初はフジテレビがある街という印象が強かったお台場・有明ですが、現在では多くの企業・ホテル・商業施設・駅などの施設が増え、街として発展しています。
都心に近くまとまった土地を求めていたテレビ朝日が今回都有地(有明南H区画)を購入し、新たなスタジオ・ホール・オフィスを開設することになりました。
- コロナ禍における新しい様式化でのエンターテインメントの発信
- 最新のテクノロジー技術を利用した多目的ホールの運営、集客施設が周辺に少なく差別化ができること
- 全て自己資金での運営が可能な企業
これらの要因があり、テレビ朝日ホールディングスを都有地売却先に東京都は決定しています。
エンターテインメント企業:コナミグループの進出「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」


奥には東京ビッグサイトが立地しています。
テレビ朝日だけでなく、隣接地にはコナミグループ3社「コナミホールディングス」「コナミリアルエステート株式会社」「コナミビジネスエキスパート株式会社」が「有明南G1区画」に進出をすることになりました。
こちらも都有地をコナミグループが購入し、スタジオやオフィスを建設・運営をすることになります。
東京都がコナミグループを売却先と決めた理由として、
- 今までのイベントなどを行うエンターテインメント企業としての運営実績
- eスポーツなどのこれからも需要が伸びていく業種・エンターテインメントの運営施設
- テレビ朝日同様すべて自己資金で建設が可能
これらの部分の一定の評価があり、テレビ朝日同様に都有地が民会企業コナミグループに売却されました。
2022年11月現在上記のイメージパースが新しく公開されており、下記の当初案とは大きくイメージが変更になりました。
全体的に丸みを帯びたビルデザインに変更になっており、コナミクリエイティブフロント東京ベイ:屋上庭園の具体的イメージが公開されています。


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都心・臨海副都心「東京ウォーターフロント」は今後も発展する
臨海副都心は東京都に指定された副都心地区となりますが、再開発計画も活発であり、今後もパレットタウン・ヴィーナスフォート跡地の再開発も注目されています。
また中央区・江東区のウォーターフロント「月島・勝どき・晴海・豊洲」では、引き続き大規模マンションの建設、港区のウォーターフロント「浜松町・竹芝周辺」も世界貿易センタービルなどの建て替えをはじめ、超高層ビル建設の再開発計画が進んでおります。