HARUMI FLAG(晴海フラッグ)街開き:東京オリンピック2020選手村跡地再開発計画

HARUMI FLAG(晴海フラッグ)は東京オリンピック2020の選手村跡地での分譲・賃貸マンション群となる再開発計画です。

コロナ禍の中、東京オリンピック2020が閉会し、その際に選手が滞在を行っていた選手村跡地はオリンピック閉式後にマンションとして供給されることがオリンピック開始前より決まっておりました。

既に一部、購入をされた方への住居案内が始まっています。

晴海フラッグは、都心への距離の近さと中央区としては安価な分譲価格設定ということもあり、非常に人気がある物件となっており、2023年度にはエリアの一部で街開きが行われる予定となります。

今後は2棟の超高層タワーマンションの建設も始まり、晴海フラッグ全体の街整備が急速に行われていくと思われます。

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HARUMI FLAG(晴海フラッグ)概要

HARUMI FLAGは東京都中央区晴海にある東京オリンピック2020選手村跡地の分譲マンション・賃貸マンション群になります。

中央区晴海にある清掃工場周辺に地区を「SUN VILLAGE」「SEA VILLAGE」「PARK VILLAGE」「PORT VILLAGE」「商業施設」に分け、「SEA VILLAGE」と「PARK VILLAGE」の間には、新しく「晴海西小学校・晴海西中学校」が建設されます。

HARUMI FLAG(晴海フラッグ)紹介 YouTubeより

この地域の海側先端には「晴海客船ターミナル」がありましたが、2022年2月20日に閉館し、1991年からの歴史に幕を閉じました。

この晴海客船ターミナル・周辺の公園も晴海フラッグの街開きに含め再整備・再開発を行います。

※晴海客船ターミナルの機能は、江東区青海にある東京国際クルーズターミナルに機能を移しています。

地域通称HARUMI FLAG(ハルミフラッグ・晴海フラッグ)
※晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業
住所東京都中央区晴海5丁目8周辺
アクセス都営地下鉄大江戸線「勝どき駅」徒歩20分
※HARUMI FLAG内の地域によっては20分以上必要。
※街開き時、東京BRT運行予定
地区「SUN VILLAGE」※分譲マンション
「SEA VILLAGE」※分譲マンション
「PARK VILLAGE」※分譲マンション
「PORT VILLAGE」※賃貸マンション
「商業施設」
「晴海西小学校・晴海西中学校」※学校:公共施設
「水素ステーション」※予定
「マルチモビリティステーション:東京BRT発着所」※予定
「中央清掃工場」※稼働中
「晴海ふ頭公園」※再整備
「晴海緑道公園」※整備

朝潮運河を挟み、対岸には勝どき5丁目・6丁目・豊海町があり、勝どき6丁目にはこの地域の超高層マンションの先駆け「THE Tokyo Towers:ザ・トウキョウタワーズ」があります。

HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)のマンション価格

HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)の分譲価格は、間取りによっても異なり一概には言えませんが、中央区という都心のマンション価格としては比較的抑えめの価格と言われております。

HARUMI FLAG(東京オリンピック2020開式前)

これは現状での交通の不便さも影響していると言われておりますが、この地域には新交通バスシステム「東京BRT」が開通することになっており、新橋・虎ノ門ヒルズと直接行き来ができるようになります。

この晴海フラッグを住まいに選ぶ方は、リモートワークが進み、Amazon・楽天などのインターネット上で買い物が可能な現代では、多少交通の便が悪い住まいでも問題ないと考える方も増えているそうです。

管理番号間取り専有面積バルコニー
またはテラス面積
価格
5C66B2LDK+SIC+S66.64m212.54m25600万円台※100万円単位(予定)
(SUN VILLAGE(第一工区)第2期)
5A86A3LDK+WIC+SIC86.06m214.4m29900万円台※100万円単位(予定)
(SUN VILLAGE(第一工区)第2期)
5B863LDK+SIC+S86.64m225.73m2・25.75m27800万円台※100万円単位(予定)
(SUN VILLAGE(第一工区)第2期)
スーモHPより(2022年4月)他にも間取りがあります。

坪単価は埼玉県の「大宮」「川口」より安い300万円以下との言われており、東京都中央区にある物件としてが異例の安さです。

この物件をはじめ、中央区内では分譲マンション・再開発ビルなどに特に注目が集まっています。

中央区では不動産投資・オフィス需要なども引き続き上昇を続けていくと考えられており、都心までの近さから勝どきや晴海の超高層タワーマンションを「オフィス」としている方も多いです。

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晴海フラッグの2棟の超高層タワーマンション「HARUMI FLAG DUO」の建設

2023年度は本格的に街の整備が行われ、一部は既に入居開始とされている晴海フラッグのエリアに超高層タワーマンションが建設されます。

超高層タワーマンションの計画は当初から決まっており、地上50階建の2棟のツインタワーを建設します。

タワーマンションについてはまだ詳細ははっきりとはしていませんが、こちらの他の晴海フラッグの地区同様人気の物件となることは間違いありません。

月島・勝どき・晴海地区交通の課題

月島・勝どき・晴海地区は東京の中心である「中央区」でありながら、交通の便が悪い地域と言われており、これらの地区の人口急増に対応が出来ないと以前より課題の声がありました。

月島・勝どき・晴海は元々あった倉庫街が超高層マンション等に変わり、周辺人口が急増している地域であり、特に勝どき・晴海の交通の便は課題があります。

この近隣は、都営バスの運行本数がラッシュ時に「3分〜4分に1本」運行されている地区でもありますが、それでも増え続ける人口に追いついておりませんでした。

転機となったのは2000年に都営大江戸線:勝どき駅が開通をしたことで、鉄道空白地帯が大幅に解消したことです。

この勝どき駅は晴海エリアに最も近い駅として開通をしましたが、周辺の鉄道駅は「勝どき駅のみ」のため、増え続ける利用者の対策が急務になりました。

晴海に最も近い都営地下鉄大江戸線「勝どき駅」ホーム新設

晴海地区に最も近い地下鉄駅、「都営地下鉄大江戸線勝どき駅」はホームの新設を行い、周辺環境の増え続ける人口に対応を始めております。

勝どき駅は開業以来利用者数が増え続けている駅であり、都営地下鉄大江戸線の中では「新宿」「大門」「六本木」に続き、利用者数は4位、乗り換えのない大江戸線単独駅では「最も利用者数の多い駅」です。

勝どき駅入口

居住人口が増えただけではなく、徒歩圏内のオフィスビル(晴海トリトンスクエア)など、の就業人口も多い地区となり、それまでの島式1ホームだけでは対応ができなくなり、新しく大門・六本木方面ホームを新設しました。

勝どき駅は今後も利用者が増える見込みがあります。

勝どき駅の利用者、周囲の人口が増える要因として、勝どき駅南側では都市再開発事業が進行中であり、高級高層タワーマンション「GRAND MARINA TOKYO パークタワー勝どきミッド・サウス」が建設中です。

この超高層タワーマンションの完成により、さらに勝どきの人口・勝どき駅の利用者が急増すると思われます。

勝どき・晴海と新橋・虎ノ門ヒルズを繋ぐ東京BRTの運行

都営大江戸線勝どき駅が開通、ホームを増設を行なっても、まだ交通インフラは不十分であると言われております。

この問題を解消するため、東京オリンピック2020開式前よりプレオープンの形で「東京BRT※次世代バス」の営業を開始しております。

現在は「虎ノ門ヒルズ」〜「新橋」〜「勝どきBRT」〜「晴海BRTターミナル」の4箇所のBRTバス停を結んでいます。

東京BRT連結バス

2022年現在、HARUMI FLAGの近くにはこの東京BRTは現在は運行されておらず、街開きに合わせて都バスの運行同様に運行されるものと思われます。

しかし、東京BRTだけでは人口が急増する勝どき・晴海地区の交通手段を賄うことは難しく、中央区では更に「銀座・勝どき・晴海・東京ビッグサイトを繋ぐ新しい地下鉄建設の構想」まで出ております。

中央区:地下鉄建設構想

中央区には増え続ける人口に対応するために「地下鉄建設の構想」があります。

※都心部・臨海地域地下鉄構想(東京都都市整備局)ホームページ

構想では「つくばエクスプレス」を延伸する計画で、

「東京駅」「新銀座駅(仮称)」「新築地駅(仮称)「勝どき・晴海(仮称)」「新市場(仮称)」「新国際展示場(仮称)」を結ぶ構想があります。

この計画が進めば、HARUMI FLAGは格段に交通利便性の良い立地となります。

将来的にさらに交通網が整備され、利便性が良くなる可能性あり

HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)は現在は都営地下鉄大江戸線「勝どき駅」から徒歩20分以上と駅からの距離に課題がありますが、中央区の地下鉄計画など「格段に交通網が整備される都心の住宅地」になる可能性があります。

現在でもタクシーや東京BRTを利用すれば、新橋駅まで10分〜15分程度の距離です。

多くの発展の可能性を秘めている「HARUMI FLAG」は今後も注目される地区になります。

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東京都内の再開発事業

東京都内では数多くの再開発計画が進行しており、都心部を中心に超高層ビル・タワーマンション計画があります。

東京駅前では将来日本一の高さとなる超高層ビル建設も計画されています。

東京都市レポート:最新情報
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