JR京葉線では現在、新習志野駅〜海浜幕張駅間に「鉄道新駅」の建設を行っています。
この駅はJR東日本の発表で「幕張豊砂駅」と決定され、2023年3月18日の開業が決定しました。
このJR幕張豊砂駅の開業は、JR京葉線の新駅として1990年に八丁堀駅・越中島駅・塩見駅が開業した以来となり、千葉県内では25年ぶりの新駅となります。
幕張豊砂駅の設置はJR京葉線全体の活性化事業として、現在注目をされている新駅建設事業となり、幕張新都心周辺の活性化に良い影響を与えることになります。
千葉県内25年ぶりの新駅:JR京葉線「幕張豊砂駅」
新駅名 | JR京葉線「幕張豊砂駅」2021年10月29日駅名決定 |
開業予定日 | 2023年3月18日 |
駅間 | 新習志野駅〜海浜幕張間 |
起点 | 東京駅から約30キロ地点 |
駅構造 | 2面2線 |
ホーム長 | 約210m:10両編成対応 |
停車種別 | 各駅停車 |
従来より、新習志野駅と海浜幕張駅間にはイオンモールやコストコなどの大型ショッピングモールがありますが、駅はなく駅を利用してこれらの施設に向かう場合、海浜幕張駅から徒歩で移動をしていました。
これらの施設への不便さを解消するため、今回新たな駅を建設する動きとなりました。
既にJRの路線図にはシールで剥がすだけで、駅名が表示される仕様になっています。
1990年に京葉線の駅で追加開業した「八丁堀駅」「越中島駅」「潮見駅」以来の新駅設置となります。
JR京葉線:海浜幕張駅の混雑解消
幕張豊砂駅の隣駅となる「海浜幕張駅」はJR京葉線でも特に利用者が多い駅として知られています。
周辺には高層マンションなどの住宅もありますが、千葉マリンスタジアムや幕張メッセなどの大型集客施設があり、商業施設のイオンやコストコにも海浜幕張駅を使用していました。
しかし新駅となる「幕張豊砂駅」は海浜幕張駅よりイオンやコストコに近い位置に設置されるため、海浜幕張駅の混雑解消ができるようになります。
幕張エリアは広い地域のため、幕張豊砂駅の設置は人の分散や混雑解消に繋がり、街の回遊性も高まります。
幕張地区全体の利便性向上
千葉県内の駅では25年ぶりに新駅ができることもあり、幕張豊砂駅周辺の商業施設、今後は高層住宅などの駅の近くに建設される可能性があります。
また海浜幕張駅を従来利用されていた方が、新駅に流れることで街が広がり新たな人の流れが生まれることになります。
幕張豊砂駅の南側にはイオンやコストコなどの商業施設が既にありますが、北側にはJR東日本の京葉旅客センターがあり、広大な車両基地が広がっています。
予定ではこの車両センターを敷地を超えて幕張豊砂駅の北側にも駅の入口を建設する計画があり、駅の北口から更に湾岸道路を越えた辺りには住宅街が広がっています。
幕張豊砂駅の北側は、これまでJR総武線各駅停車「幕張本郷駅」を利用されている方がほとんどでしたが、この一部の方が「幕張豊砂駅」を利用すると関係者の間では予測をしています。
新たな駅ができることで広範囲の周辺地域の活性化に繋がり、幕張豊砂駅だけでなくJR京葉線沿線にも良い影響を与えることになります。
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