知立駅付近連続立体交差事業は、2023年時点で地上駅である「名鉄知立駅」で行われている高架駅への建て替え計画です。
名鉄知立駅に乗り入れを行っている「名古屋本線」と「三河線」の線路を高架化し、3層の大規模駅を建設しています。
この計画により、知立駅周辺の線路と道路が重なる踏切が無くなり、街の分断が改良され交通渋滞も解消される都市計画です。
2000年から事業を開始しており、すべての工事完了は2028年度の予定となっています。
令和5年(2023年)3月21日の始発列車より、まず名古屋本線の豊橋方面が高架に移され、開かずの踏切となっている駅周辺の交通渋滞が徐々に解消されていきます。
【知立駅周辺・名鉄沿線:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】
知立駅付近連続立体交差事業
事業名 | 知立駅付近連続立体交差事業 |
事業計画距離 | 約4,980m・うち高架区間4,260m 名古屋本線:1,560m 三河線(豊田方面):1,880m 三河線(碧南方面):1,540m |
駅の規模 | ホーム数・線路数 名鉄名古屋本線:2面4線 名鉄三河線:2面4線 合計4面8線 |
事業開始年度 | 2000年度 |
事業完了年度 | 2028年度(予定) |
踏切除去数 | 10箇所 |
総事業費 | 792億円 |
名鉄知立駅前後の開かずの踏切の解消計画
名鉄知立駅は、名鉄名古屋本線と三河線(豊田方面・碧南方面)の乗り換えができる名鉄の主要駅となり、名古屋方面・豊橋方面・豊田方面・碧南方面の4方面に移動が可能です。
名鉄の特急電車も停車し利便性の良い駅ですが、駅と道路の立体交差化ができておらず、知立市の長年の課題でした。
多くの路線が集まる知立駅は知立駅前後の踏切が「開かずの踏切」として存在しており、1日のうち10時間以上踏切が閉じている箇所もあります。
この状態は市街地を分断し、交通渋滞の原因となっており早期の立体交差化が望まれていました。
2000年から立体交差化事業を開始し、すべてが完了するのは2028年度の予定で工事が始まっています。
名鉄では特に駅規模が大きい「3層の高架駅」の建設
名鉄知立駅は現在の地上駅から3層の高架駅への建て替えを進めております。
- 1階:改札
- 2階:名古屋本線
- 3階:三河線(豊田方面・碧南方面)
の3つにフロアを分け、ホーム4面・線路8線の「4面8線」の規模の駅となります。
同じ名鉄の駅で3層の駅は、既に建て替えが終わり営業を行っている「名鉄常滑線・河和線:太田川駅」がありますが、こちらは3面6線の駅となり、知立駅は太田川駅を越える駅の規模となります。
立体交差化が完了することで、街の分断が無くなり、現在知立駅前で行われている駅前整備・再開発を中心に周辺の不動産開発・不動産投資が積極的に行われていきます。
立体交差化は事故などの営業で電車遅延なども少なくなるため、知立市だけでなく名鉄沿線の住民の方にも良い影響となります。
【知立駅周辺・名鉄沿線:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】