品川駅高輪口では、京浜急行電鉄(京急)の大規模再開発の準備が進んでいます。
この事業は京急電鉄が主な運営を行っていました「品川駅高輪口のホテル:シナガワグースの建て替え再開発計画」となり、京急だけでなく「トヨタ自動車」も参画する共同再開発事業です。
シナガワグース(SHINAGAWA GOOS)は前身となる「ホテルパシフィック東京」を改装し、ホテルは「京急EXイン品川駅前」として2011年から営業を行ってきましたが、2021年3月31日に閉館をしております。
旧シナガワグースの再開発計画はシナガワグースの周辺の土地も再開発対象地域となり、品川駅高輪口では特に大規模な再開発事業となります。
品川駅前の大規模再開発により品川駅・品川駅に繋がる沿線では不動産開発・投資が活発になると予想されています。
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(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画(シナガワグース建て替え再開発計画)概要
再開発計画名 | (仮称)品川駅西口地区A地区新築計画 |
住所 | 東京都港区高輪3−13−3 |
アクセス | JR品川駅・京急品川駅「高輪口」徒歩3分 |
階数・高さ | 地上29階・地下4階 高さ約155m |
再開発範囲 | 約2.5万㎡(シナガワグース敷地) |
延床面積 | 約20万㎡超 |
事業主 | 京浜急行電鉄(京急)・トヨタ自動車 |
着工 | 2023年度 |
竣工 | 2026年度 |
用途 | 事務所、商業、ホテル、MICE(カンファレンス、多目的ホール)、駐車場(約860台) |
シナガワグースは2021年より解体工事が始まっており、新しい建物の工事は2023年度からの開始予定となっています。
高さ約155mの超高層ビルを建設する計画となっており、品川駅港南口と比べ超高層ビルが少なかった高輪口の景色が大きく変わります。
シナガワグースの敷地一部をトヨタに譲渡・再開発計画を進行
管理を行っていた京急電鉄はトヨタ自動車を共同事業者として協力することになり、トヨタ事業者も共同開発を行い、トヨタのオフィスの一部もこの再開発オフィス内に入る予定になっています。
品川駅は「JR東海が建設を進めるリニア中央新幹線の始発駅」になることが決定しており、品川駅と暫定の終点となる「名古屋駅」を最速40分で移動が可能になります。
トヨタ自動車本社のある「愛知県豊田市」「愛知県名古屋市」と東京を最速で移動をするため、リニアの始発駅となる品川駅前にトヨタのオフィスができることは、トヨタ自動車にとってこの再開発事業は肝入りのプロジェクトとなっています。
名古屋駅前の超高層ビル「ミッドランドスクエア」にもトヨタ自動車名古屋本社があり、東京〜名古屋の移動時間短縮は首都圏・中京圏を合わせた世界有数の経済圏ができることになります。
※更に2022年3月、品川駅に「初の地下鉄」が建設されることが決定し、東京メトロ南北線が品川駅に延伸されます。これにより、品川駅から四ツ谷・永田町・六本木方面への移動が従来の「半分の移動時間となる10分程度」で移動可能になります。
品川駅のポテンシャル:東京の大ターミナル駅で最も羽田空港に近い駅
品川駅は東京の六大ターミナル駅「東京」「上野」「池袋」「新宿」「渋谷」「品川」の中で、最も羽田空港に近い駅となります。
将来的には今まで以上の国際化により、日本最大の空港である羽田空港の重要性と利用者が増すと言われている中で、最も羽田空港に近い東京の大ターミナル「品川駅」の重要性は増していきます。
品川駅は直接羽田空港に乗り入れる「京急空港線」が乗り入れる駅として、重要な拠点です。
品川駅高輪口のオフィス・再開発計画は今後の品川駅の発展には欠かせない要素となり、京急電鉄・トヨタ自動車が関わるシナガワグースの再開発は特に注目です。
【品川駅周辺:不動産投資・不動産資料参考リンク】
東京都内:大規模再開発・都市開発事業
東京都内では大規模再開発が街中で行われており、200mを超える超高層ビルの建設計画も複数あります。