都営地下鉄大江戸線延伸計画:光が丘〜大泉学園町の建設を検討

都営地下鉄大江戸線は東京都交通局が運行・管理をする「東京23区内を6の字」に通る地下鉄です。

この都営地下鉄大江戸線には延伸計画があり、現在終点となっている練馬区光が丘駅から先、練馬区大泉学園町を経て、埼玉県所沢市:JR東所沢駅までの計画があります。

その中で既存の終着駅である「光が丘駅」から大江戸線の東京都内最後の駅の予定である「大泉学園町(仮称)」までの延伸計画が検討されています。

延伸予定の練馬区北西部は東京23区内では珍しい「鉄道空白地帯」となり、現在この地域の方の主な移動手段は最寄り駅まで「バス」や「自転車」を使用しています。

徒歩の場合、最寄り駅まで20分〜30分以上歩く地域も多く、この地域への鉄道誘致は練馬区の課題となっておりました。

この大江戸線の延伸が行われると練馬区周辺の鉄道事情が大きく改善をされることになり、新宿・六本木・大門などの都心方面へ乗り換えなしで一気に繋がることになります。

※2023年2月21日:大江戸線延伸の検討組織を設けることを発表しております。

【東京都、大江戸線延伸へ検討組織 練馬区に3新駅 日本経済新聞リンク】

今後都営大江戸線延伸予定周辺・沿線の不動産開発・投資などの積極的に行われると予想をされ、地域経済活性化に良い影響があると思われます。

【このページでは都営地下鉄大江戸線・延伸予定地域の紹介しております】

【東京都練馬区周辺:不動産投資・資産形成・駅前レンタルオフィス情報資料参考リンク】

都営地下鉄大江戸線:光が丘〜大泉学園町(仮)延伸計画

路線名称都営地下鉄大江戸線延伸計画:光が丘駅〜大泉学園町(仮称)
路線距離約3.2キロメートル
設置駅数(予定)3駅
設置予定駅名(仮称)土支田駅(仮称)
大泉町(仮称)
大泉学園町(仮称)
通過する自治体東京都練馬区内のみ
開業時期未定
運行会社東京都交通局

都営地下鉄大江戸線とは

都営大江戸線:六本木駅・駅標
六本木駅は日本一地下深い駅として知られています。

都営大江戸線とは東京都交通局が運行する東京23区内を「6の字」運転を行い運行されているリニアモーターカー形式の地下鉄路線です。

都営大江戸線は単独の地下鉄路線としては、

  • 「日本一長い地下鉄路線」
  • 「日本一駅数が多い地下鉄」
  • 「日本一地下深くを走る地下鉄」

として知られる地下鉄路線で、都営地下鉄で最も新しく開業をした地下鉄路線でもあります。

2000年の全線開通の際にそれまで「12号線」と呼ばれていた大江戸線の名称を、当時東京都知事であった石原慎太郎氏がそれまでの愛称候補に反対し「都営大江戸線」と名称を付けられたことで、全国的にこの路線は有名になりました。

都営大江戸線の開通時期

都営大江戸線の開業の歴史は4段階に分けられ延伸がされております。

  • 1991年:練馬駅〜光が丘駅間開業
  • 1997年:新宿駅〜練馬駅間開業
  • 2000年4月:国立競技場駅〜新宿駅間開業
  • 2000年12月:都庁前〜大門〜国立競技場駅開業(光が丘駅〜都庁前駅〜大門駅〜両国駅〜飯田橋駅〜都庁前駅の6の字運転の開始)

都営大江戸線は徐々に延伸を重ね、全線開通までには9年の時間が掛かっております。

また2002年には大門駅と築地市場駅の間に「汐留駅」が追加開業をしております。

日本の地下鉄最長・最多駅数の都営大江戸線ですが、更に練馬区大泉学園町方面への延伸計画があり、今回検討を本格的に行う路線として調査が始まります。

光が丘〜大泉学園町(仮称)までの延伸計画

都営大江戸線:光が丘駅から大泉学園町までの約3.2キロメートルの間は既に地上部の道路が確保されており、地下鉄の建設を行う準備が出来ている状態となります。

この地域の現状は、最寄り駅までバスや自転車で移動を行っている地域ですが、都営大江戸線の延伸を行うことができれば、東京23区の中でも珍しい鉄道空白地帯である「練馬区大泉学園町周辺の交通事情を一気に解消ができます」

都営大江戸線は開業当初こそ東京の地下深くを走行する地下鉄のため、赤字運営となっておりましたが、現在では駅数が多いこともありますが、都営地下鉄で利用者数が最も多い地下鉄となり、黒字運営となっています。

延伸予定とされている大泉学園町からは新宿・六本木・大門(浜松町)などの東京都心部の街に乗り換えなしで行くことができる路線です。

そのため、この計画は練馬区民悲願の路線であり、大江戸線延伸の期待が高まっています。

駅設置は3駅の予定

大泉学園町(仮称)までの新たな駅の設置は大泉学園町を含めて3駅設置の予定になります。

光が丘駅に近い方より、

  • 土支田駅(仮称)
  • 大泉町(仮称)
  • 大泉学園町(仮称)

これらの3駅を設置する合計約3.2キロメートルの延伸計画となります。

なお乗り換えができる駅は近くにはないため、全て都営大江戸線単独駅での設置となります。

都営大江戸線:駅設置予定地

【土支田駅(仮称)】

【大泉町(仮称)】

【大泉学園町(仮称)】

大泉学園町(仮称)から東所沢駅までの延伸は現状難しい

大江戸線には更に大泉学園町から延伸を行い、東京都を超えた延伸計画があります。

隣接をする埼玉県新座市内を通り、埼玉県所沢市のJR武蔵野線:東所沢駅までの延伸計画があります。

しかしこの計画は東京都内と比べると沿線利用者人口が少ない「採算性の問題」と「東京都を超える延伸となるため、延伸予定地である埼玉県新座市・所沢市との調整」も必要となります。

現状では大泉学園町から東所沢駅までの延伸案は未定となり、この区間の実現は難しいのではと言われております。

いずれにせよ、この区間の延伸を行うには東京都内の「光が丘〜大泉学園町(仮称)」までの延伸がまず行われることになります。

鉄道の延伸は地域経済の活性化や不動産開発・投資などのきっかけになります。

新しく開通する地域だけでなく、既存沿線にも開発の良い影響がありますので、今後の大江戸線沿線発展に注目が集まります。

【東京都練馬区周辺:不動産投資・資産形成・駅前レンタルオフィス情報資料参考リンク】

首都圏鉄道延伸・直通運転計画

東京を中心とした首都圏では現在でも鉄道延伸・直通運転計画が数多く存在します。

既に着工が行われている計画もあり、今後も首都圏の鉄道網は便利になっていきますので、新路線・延伸・直通運転が新たに始まる沿線地域には特に注目が集まります。

東京都市レポート:最新情報
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