JR東海道線の大船駅と藤沢駅の間に新しい新駅の設置が検討されており、地域名から「村岡新駅（仮称）」と呼ばれている駅の設置が計画されています。
この駅は元々「国鉄湘南貨物駅」の跡地であり、隣接する「JR鎌倉総合車両センター」のある鎌倉市「深沢地区」の敷地と合わせて一体での開発が計画されています。
予定では2032年度に新駅開業を考えており、藤沢市・鎌倉市両市における新たな街の市街地化・都市開発が村岡新駅周辺で行われることになります。
新たな駅の設置は不動産開発、不動産投資が積極的に行われ、村岡新駅だけではなく藤沢市・鎌倉市・JR東海道線沿線の活性化が期待されている事業となります。
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JR東海道本線「村岡新駅」設置計画
| 計画名 | JR東海道本線「村岡新駅（仮称）」 |
| 所在地 | 神奈川県藤沢市村岡地区 |
| 設置検討路線 | JR東海道本線 |
| 運行事業者 | JR東日本 |
| 設置場所計画地 | JR大船駅〜JR藤沢駅間 大船駅より2.6キロ地点 藤沢駅より2キロ地点 |
| 駅規模 | 1面2線（予定） |
| 開業予定 | 2032年度 |
JR村岡新駅の予定地は暫定「フットサルコート」で活用されています。
JR大船駅とJR藤沢駅の間に計画されている新駅「村岡新駅」
JR東海道本線：村岡新駅（仮称）は、JR大船駅〜JR藤沢駅間に設置検討を行っているJR東日本の計画です。
村岡新駅の場所は「国鉄湘南貨物駅跡地」の場所となり、国鉄時代からの土地を引き継いだJR東日本としては既に空いている土地に再開発ができるようになります。
この村岡新駅の場所は「神奈川県藤沢市内」となりますが、隣接する遊休地となっている「神奈川県鎌倉市深沢地区」との距離も近く、藤沢市と鎌倉市はこの2つの土地も合わせたまちづくりの計画を進めようとしています。
鎌倉市深沢地区は「旧国鉄清算事業団用地」「JR鎌倉総合車両センター跡地」となり、JRが管理する土地のため、隣接する「国鉄湘南貨物駅跡地の村岡地区」との一体化での開発が予定されています。
107年ぶりにJR東日本管内の東海道線新駅設置計画
この村岡新駅設置計画が実行されると「JR東日本管内での東海道線新駅の設置は107年ぶり」となり、特にJR東日本管内でも注目をされている計画です。
首都圏全体では新しい路線の開業や他路線の新駅設置が続いていましたが、日本で最も古い鉄道であるJR東日本：東海道線への新駅設置は意外でした。
東海道線は日本初の幹線鉄道として国が主体となり整備された鉄道となり、東海道沿いの主要都市を繋ぐ幹線となり、最もJR東日本で売上のある鉄道路線でもあります。
東海道線への新駅設置は新しい街の開発・まちづくりには最も重要となり、設置される予定の藤沢市、隣接する鎌倉市は慎重にこの計画を進めています。
JR東海・JR西日本の東海道線には比較的新しい時期に設置された駅が複数ありますが、JR東日本管轄の東海道線の新駅は約100年ぶりとなります。
東海道線はJR東日本で最も営業利益のある鉄道路線ということもあり、村岡新駅計画は社内でも特に重要な鉄道新駅計画です。
【JR東海管轄：近年設置の東海道線新駅】
- 愛野駅（2001年4月22日開業：静岡県袋井市）
- 相見駅（2012年3月17日開業：愛知県額田郡幸田町）
- 御厨駅（2020年3月14日開業：静岡県磐田市）
【JR西日本管轄：近年設置の東海道線新駅】
- JR総持寺駅（2018年3月17日開業：大阪府茨木市）
鎌倉市深沢地区には「鎌倉市役所の移転・消防本部移転」を計画
JR東海道本線：村岡新駅が設置される予定の隣接地「鎌倉市深沢地区」には、鎌倉市役所の本庁舎の移転、消防本部の移転、スポーツ施設などの建設が検討されています。
鎌倉市役所は現在、JR横須賀線・鎌倉駅西口徒歩5分以内の場所にある便利な場所です。
しかし、鎌倉市役所本庁舎は建物が古く老朽化が進んでおり、以前より市庁舎の建て替えを検討していました。
現在の鎌倉市役所の場所には、新しく市役所庁舎を建設できる土地の確保が難しく、鎌倉市内でまとまった遊休地がある「鎌倉市深沢地区」が移転候補地として検討されています。
同時に鎌倉市消防本部の移設、スポーツ施設の建設も検討されており、山などが近く狭い道が多い鎌倉市の中でもまとまった土地が残されている「鎌倉市深沢地区」は市役所移転候補地として有力となります。
交通利便性に課題がある鎌倉市深沢地区
鎌倉市役所は西口より徒歩5分程度の場所です。
鎌倉市深沢地区に移転が予定されている鎌倉市役所と鎌倉市消防本部ですが、この場所は現状のJR鎌倉駅より鉄道利便性には乏しい地区となります。
最寄駅はこの地区に隣接している「湘南モノレール：湘南藤沢駅」であり、全く鉄道が無い場所ではありません。
しかし、湘南モノレールは単線の鉄道であり、鉄道運行本数、車両数の鉄道輸送量が現状のJR鎌倉駅より少ないことが課題です。
そこで隣接する「藤沢市村岡地区」のJR東海道本線：村岡新駅計画により、鉄道による利便性を上げることで鎌倉市役所の移転後の交通利便性を維持できるように鎌倉市は考えています。
特に東海道線は首都圏の中でも特に重要な路線となり、運行本数、編成車両数がJR東日本の運行する電車の中でも特に輸送力が高い路線です。
東海道線が藤沢市村岡地区、鎌倉市深沢地区の最寄駅となることで、藤沢市・鎌倉市の両市のまちづくりが行われ市街地が形成されることになります。
両市や沿線の不動産開発の活性化・投資も積極に行われることが期待されています。
【神奈川県藤沢市・鎌倉市・東海道線（上野東京ライン）沿線：不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】
首都圏の鉄道新駅設置計画へのリンク
2023年度は相鉄・東急新横浜線が開業し、首都圏の鉄道導線が大きく変わる年になり、特に3月18日は新横浜駅・新綱島駅・JR京葉線の新駅「幕張豊砂駅」など、多くの新駅が開業いたします。
