お台場有明にテレビ朝日・コナミが進出「東京ドリームパーク」:コナミクリエイティブフロント東京ベイ再開発・まちづくり計画

東京都が指定するお台場・有明などが含まれる副都心「臨海副都心」には従来「フジテレビ」が本社・スタジオなどを構えておりますが、フジテレビ以外のテレビ局である「テレビ朝日」が東京都が保有する都有地を取得しております。

このテレビ朝日が取得した都有地は「有明南H区画」と呼ばれており、まだ正式名称はありませんでしたが、2023年6月に「東京ドリームパーク」として、テレビ朝日の決算説明書に名称が掲載されています。

またテレビ朝日以外にも隣接する「有明南G1区画」はコナミホールディングスが取得しています。

【この有明南G1区画は「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」として正式名称が決まりました】

両地区とも場所は結婚式場があったアニヴェルセル東京ベイの跡地・至近地となり、今後テレビ朝日・コナミホールディングスによる再開発が行われていきます。

お台場・有明は今後も開発が行われていくものと考えられ、東京都の中でも不動産開発・投資の対象になりやすいエリアの一つと言われています。

東京ドリームパークは2023年6月の着工、2025年8月に完成予定です。

【臨海副都心:お台場・有明周辺:不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】






臨海副都心有明南 G1 区画・有明南H区画(東京ドリームパーク) 概要

手前下あたりが「アニヴェルセル東京:跡地」奥は武蔵野大学
区画名有明南G1区画・有明南H区画(東京ドリームパーク)
住所有明南G1区画:東京都江東区有明三丁目1番17
有明南H区画:東京都江東区有明三丁目1番9
取得事業者名有明南G1区画:コナミホールディングス株式会社・コナミリアルエステート株式会社・コナミビジネスエキスパート株式会社
有明南H区画:テレビ朝日ホールディングス
用途有明南G1区画:スタジオ・ショップ・事務所
有明南H区画:多目的ホール・集客娯楽施設・オフィス
階数・高さ有明南G1区画:地上9階建・58m→地上11階・地下1階
有明南H地区:地上12階・83.1m
延床面積有明南G1区画:52,000 ㎡
有明南H地区:44,190 ㎡
工事開始時期2023年6月工事開始予定
事業開始時期有明南G1地区・有明南H地区:2026年春予定

お台場・有明「臨海副都心」にテレビ朝日の進出

テレビ朝日オフィスビル・多目的ホール外観イメージ:港湾局ホームページより
ゆりかもめ側(南側)から見たテレビ朝日オフィスビル外観(港湾局ホームページより)

お台場地区のテレビ局は、1990年台後半にまだ空き地ばかりだったお台場に新宿:河田町から本社を移転した「フジテレビ」の印象が強くあります。

このため、当初はフジテレビがある街という印象が強かったお台場・有明ですが、現在では多くの企業・ホテル・商業施設・駅などの施設が増え、街として大きな発展を遂げています。

この「東京ドリームパーク」計画は、アニヴェルセル東京ベイの跡地に建設される複合施設となり、東京都心の近くにまとまった土地を求めていたテレビ朝日が今回都有地(有明南H区画)を購入し、新たなスタジオ・ホール・オフィスを開設する計画となりました。

東京都は都有地を購入する企業の条件として、

  • コロナ禍における新しい様式化でのエンターテインメントの発信
  • 最新のテクノロジー技術を利用した多目的ホールの運営、集客施設が周辺に少なく差別化ができること
  • 全て自己資金での運営が可能な企業

これらを満たす企業の条件を求めており、今回テレビ朝日ホールディングスを都有地売却先に東京都は決定しています。

具体的な施設内容としては、

  • 劇場
  • コンサートホール
  • デジタルアート

これらの施設が敷地内に設置される計画となり、新たな大規模集客施設がお台場・有明に完成します。

テレビ朝日という絶対的な在京キー局という知名度・信用力、メディアというエンターテイメントの発信に適した企業が有明エリアの再開発・まちづくりを行うことで、お台場・有明エリアの更なる活性化が期待されています。

エンターテインメント企業:コナミグループの進出「コナミクリエイティブフロント東京ベイ

コナミクリエイティブフロント東京ベイ外観イメージ:コナミ公式より
コナミクリエイティブフロント東京ベイ:屋上イメージ:コナミ公式より
奥には東京ビッグサイトが立地しています。

東京ドリームパークの建設地の隣には「コナミグループ」による研究開発拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」が建設されます。

コナミグループ3社「コナミホールディングス」「コナミリアルエステート株式会社」「コナミビジネスエキスパート株式会社」が「有明南G1区画」に進出をすることになり、エンターテイメント・情報発信の施設が設置され、動画配信が可能なスタジオ・ショップなどが設置されます。

この敷地一帯を東京都がコナミグループを売却先と決めた理由として、

  • 今までのイベントなどを行うエンターテインメント企業としての運営実績
  • eスポーツなどのこれからも需要が伸びていく業種・エンターテインメントの運営施設
  • テレビ朝日同様すべて自己資金で建設が可能

これらの部分の高い評価がコナミグループにあるため、テレビ朝日同様に都有地が民会企業コナミグループに売却されました。

2022年11月現在上記のイメージパースが新しく公開されており、下記の当初案とは大きくイメージが変更になりました。

全体的に丸みを帯びたビルデザインに変更になっており、コナミクリエイティブフロント東京ベイ:屋上庭園の具体的イメージが公開されています。

コナミグループイベント施設イメージ:港湾局ホームページより(当初イメージ)
コナミグループイベント施設イメージ:港湾局ホームページより(当初イメージ)

【臨海副都心:お台場・有明周辺:不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】






東京都の副都心エリア「臨海副都心・東京ウォーターフロント」は今後も発展する

臨海副都心は東京都に指定された副都心地区となりますが、再開発計画も活発であり、今後もパレットタウン・ヴィーナスフォート跡地の再開発も注目されています。

また中央区・江東区のウォーターフロント「月島・勝どき・晴海・豊洲」では、引き続き大規模マンションの建設、港区のウォーターフロント「浜松町・竹芝周辺」も世界貿易センタービルなどの建て替えをはじめ、超高層ビル建設の再開発計画が進んでおります。

新しい臨海部の交通システム「東京BRT」の本格運行も始まり、都心と臨海副都心との繋がりがより一層深まり今後の発展が期待されています。

勝どきで建設されている超高層タワーマンション計画です。
東京オリンピック2020選手村跡地:ハルミフラッグの街開き計画です。
勝どきの先・豊海町の超高層マンション建設計画です。
東京臨海部を運行する新しい交通システム「東京BRT」です。
主に虎ノ門ヒルズ・新橋と国際展示場・東京テレポートを運行しており、晴海や豊洲方面にも向かう路線があります。
増え続ける人口に対応するため、中央区・江東区を通る地下鉄の構想があります。
東京都市レポート:最新情報
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