JR名古屋駅・東西自由通路を新設:広小路改札口〜あおなみ線改札口を整備

名古屋市はJR名古屋駅の東西自由通路を名古屋駅南側「JR広小路口からあおなみ線名古屋駅改札口」の間に約9mの幅の通路を整備することを2022年11月28日に発表しました。

名古屋駅は現在リニア中央新幹線の工事が駅の地下で進められていますが、JR名古屋駅を抜ける東西自由通路は「名古屋駅の中央部に1ヶ所」しかありません。

そのため、この通路は常に混雑をしており人通りが絶えることはありません。しかし、この通路のみでした駅構内で東西の行き来ができないため、名古屋駅の西端にある「あおなみ線改札」はあおなみ線開通時より不便と言われておりました。

リニア中央新幹線が開業する予定の「2027年度」までには東西地涌通路を設置したい考えがあると思いますが、現在具体的な日程までは公表されておらず、リニア開業後の可能性もあります。

しかしこの通路が完成すると名古屋駅東西の行き来がしやすくなり、各線乗り継ぎもスムーズに行えるようになります。

利便性が高まることで利用者が増加し、名古屋駅周辺の街並みが活性化されることが期待され、不動産開発や不動産投資が今後も行われると予想されています。

【このページはJR名古屋駅・東西自由通路新設事業「JR広小路口〜あおなみ線名古屋駅改札」設置紹介のページとなります】

【名古屋駅周辺:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】

JR名古屋駅・東西自由通路新設事業「JR広小路口〜あおなみ線名古屋駅改札」

東西自由通路完成イメージ(朝日新聞記事より)
事業名JR名古屋駅・東西自由通路新設事業「JR広小路口〜あおなみ線名古屋駅改札口」
事業費250億円〜350億円
開通時期不明(2027年度まで?)

混雑する中央自由通路の分散

JR名古屋駅は中部地方最大のターミナル駅として、東海道新幹線の全ての新幹線の停車、三重県・長野県・北陸方面などの特急電車が停車する駅となります。

また名古屋都市圏の中心駅として、東海地方の各地域から通勤・通学などで人が絶えることがない駅です。

名古屋駅周辺はビジネス街・商業施設・歓楽街が集まっており、駅東西には市街地が広がっておりますが、名古屋駅構内を自由に通ることができる通路は「1本」しかありません。

そのため、利用者が集中し常に混雑をしている課題がありましたが、新たに名古屋駅の南側に東西自由通路が設置される計画が発表されました。

中央自由通路の混雑解消・あおなみ線名古屋駅の利便性を向上

この自由通路の設置は現在の「JR名古屋駅広小路口〜あおなみ線名古屋駅改札口」を繋ぐ計画となり、中央自由通路の混雑解消だけでなく、あおなみ線名古屋駅の利便性改善も目的としています。

あおなみ線は2004年に開業した「JR西名古屋港線」の貨物線を利用した鉄道路線です。

車の利用者割合が首都圏や関西圏より高い名古屋市で、新規鉄道路線の開業は収益面での苦戦を強いられるという予想はあたり、想定より利用者が伸びない課題がありました。

しかし、終点の金城ふ頭周辺に「ポートメッセなごや」「リニア・鉄道館」「レゴランド・ジャパン」などの集客施設が開業し、沿線の利用者も増加したため、あおなみ線は徐々に利用者を増やしています。

しかし、あおなみ線の起点であり最も利用者が見込める「名古屋駅」が不便な場所にあることも利用者が伸びない理由の一つと言われていました。

今回の計画で、広小路口とあおなみ線が自由通路でつながり便利になれば、あおなみ線は利用者が増えるものと思われます。

混雑解消だけでなく、あおなみ線の利用者増加にもこの計画は期待をされています。

【大阪駅(うめきた新駅)周辺:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】

名古屋駅周辺の大規模再開発計画

名古屋駅はリニア中央新幹線の新大阪駅延伸までの暫定終着駅となり、利用者が将来的に増えることが予想されています。

リニアの開通から街並みの整備、鉄道路線の整備・特急計画なども行われており、今後も再開発・不動産投資が積極的に行われていきます。

名古屋市内大規模再開発・超高層ビル計画

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