1927年から2002年まで営業を行い閉園となりました「川崎市・向ヶ丘遊園跡地」の再開発計画が、向ヶ丘遊園を管理運営を行っていた小田急電鉄により計画されています。
向ヶ丘遊園の管理を行う小田急電鉄は小田急沿線の再開発計画として、かつての向ヶ丘遊園の跡地の再開発を行い、新たに商業施設エリア、温浴施設エリア、自然体験エリアと3つのエリアに分け、広大な地域に新たな魅力的な施設を建設します。
向ヶ丘遊園の跡地の再開発計画の完成は「2023年度」の予定とされていましたが、2020年から広がった新型コロナの影響を受けており、開業時期は現状未定となっています。
しかし、コロナ禍が徐々に落ち着きつつある社会情勢から、東京からのアクセスも良い向ヶ丘遊園の跡地を活かした開発がいよいよ行われることになり、魅力ある施設が小田急線沿いにオープンします。
【小田急線向ヶ丘遊園駅周辺・小田急線沿線:不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】
神奈川県川崎市・向ヶ丘遊園跡地再開発計画
計画名 | 神奈川県川崎市・向ヶ丘遊園跡地利用計画 |
所在地 | 神奈川県川崎市多摩区長尾2−8−1ほか |
アクセス | 小田急小田原線「向ヶ丘遊園駅」南口徒歩13分 向ヶ丘遊園駅よりバスで5分「藤子・F・不二雄ミュージアム」バス停下車 |
建設される主要施設 | 商業施設エリア・温浴施設エリア・自然体験エリア |
開発区域面積 | 約162,700㎡ |
工事開始予定 | 2021年度 |
完成予定 | 2023年度→未定 |
自然豊か・周辺新興住宅街の立地を活かした向ヶ丘遊園の再開発
小田急電鉄が進める「向ヶ丘遊園跡地利用計画」は、1923年から2002年まで営業を行い閉園した向ヶ丘遊園の跡地を活かした大規模再開発計画となります。
大きくエリアとしては3つに分けた計画を進めており、
- 商業施設エリア(ショッピングモール)
- 温浴施設エリア
- 自然体験エリア
向ヶ丘遊園跡地をこれらのエリアに分けて開発を行います。
商業施設エリアには生田緑地の周辺に足りないと言われていた「飲食店」を中心に店舗を増やし、向ヶ丘遊園駅周辺を訪れる人に魅力ある店舗や、日常生活を送る周辺住民が過ごしやすい環境を整える計画です。
商業施設エリアを充実させ、東京から近い自然豊かな生田緑地の来訪者を増やします。商業施設エリアは「向ヶ丘遊園跡地再開発の中心エリア」とする計画です。
向ヶ丘遊園跡地の温浴施設には、温浴施設を新設を行い、日本人が伝統的に好む温泉を東京都心から近い向ヶ丘遊園で体験できる魅力的な施設を整えます。
温浴施設は東京都内の築地から豊洲へ移りました「豊洲市場」の近接地でも「温浴施設」が建設されております。
日本人の温泉好きという考えから、近年の注目施設には「温浴施設が設置される傾向」があるかもしれません。
向ヶ丘遊園の再開発には更に自然体験エリアを設け、人気となっている「グランピング」や「キャンプ施設」などが設置される予定となります。
東京から電車で行ける近い場所にこれらの施設が設置されることで、東京都心からすぐに行ける魅力的な自然体験ができる施設として楽しめるテーマパークとなります。
【小田急電鉄公式ホームページリンク:向ヶ丘遊園跡地利用計画の概要】
1927年(昭和2年)から2002年まで営業されていた歴史ある遊園地の再開発
向ヶ丘遊園の歴史は戦前である昭和2年から始まっており、ケーブルカーやばら苑の開設を行い、遊具や大観覧車などの施設も設置され徐々に現代の遊園地として発展してきました。
しかし時代の流れの変化もあり、施設全体の老朽化も進んだ中、2002年に向ヶ丘遊園としての営業を閉園させ、跡地は川崎市が管理を行う「生田緑地 ばら苑」として開園をさせています。
向ヶ丘遊園跡地の一部には藤子・F・不二雄さんの「藤子・F・不二雄ミュージアム」が建設され、有効活用はすでに始まっています。
残りの広大な向ヶ丘遊園跡地・隣接する生田緑地の自然を活かした開発が行われ、東京から電車で行ける自然体験施設が完成します。
東京からのアクセスに優れた便利な駅「小田急小田原線・向ヶ丘遊園駅」
小田急電鉄により開発された向ヶ丘遊園ですが、沿線には小田急電鉄が運営する「小田急小田原線」の線路が敷かれ、東京と郊外のベッドタウンを繋いでいます。
小田急小田原線は「起点の新宿駅」と「神奈川県小田原市の小田原駅」とを繋ぐ東京を代表する私鉄となり、最寄駅となる「小田急小田原線:向ヶ丘遊園駅」はとても便利な駅です。
この駅には各駅停車だけではなく、準急・通勤準急・急行・通勤急行の優等列車が停車する駅です。
また「東京メトロ千代田線から直通する地下鉄」がこの向ヶ丘遊園駅へも乗り入れ、終点駅として東京都内の地下鉄駅からでもよく見かける駅名となります。
向ヶ丘遊園駅は、新宿駅行きの電車が多い中、電車によっては東京メトロ千代田線に直通し東京都心の大手町・日比谷・国会議事堂などにも乗り換えなしで移動ができる便利な駅となります。
更に東京メトロ千代田線終点「綾瀬駅」や更にJR常磐線に乗り入れ、千葉県の「我孫子駅」まで直通する電車もあり、広範囲に移動ができる駅です。
向ヶ丘遊園駅は非常に利便性が良い駅のため、元々駅の周辺人口が多く住宅街が広がっており、特急停車駅である伊勢原駅や秦野駅よりも利用者が多い駅となります。
小田急電鉄による向ヶ丘遊園の跡地を活かした再開発計画と合わせ、今後向ヶ丘遊園駅周辺は発展の見込みがあり、周辺の不動産開発・不動産投資も積極的に行われていくと思われます。
向ヶ丘遊園の今後の再開発進捗は未定
当初は2023年度中の再開発として進められていた「向ヶ丘遊園の再開発計画・まちづくり」でしたが、新型コロナによるコロナ禍の影響により進捗が遅れています。
経済活動がかなり活発となっている2023年ではありますが、再開発の工事期間までは予定通りにいっておらず、新型コロナの影響を受け現状では開発時期は未定となっております。
今後の向ヶ丘遊園に関するまちづくりの情報に注目です。
向ヶ丘遊園跡地の開発だけではなく小田急線沿線の開発は今後も続く
向ヶ丘遊園の沿線である「小田急小田原線」の沿線では大規模な不動産開発が今後も続いていくと考えられます。
現在小田急線沿線での大規模な再開発・まちづくり計画としては、
- JR南武線・小田急小田原線「登戸駅前」超高層タワーマンション建設・再開発計画
- 川崎市新百合ヶ丘駅に横浜市営地下鉄ブルーライン延伸乗り入れ
- 相模大野駅隣接:大野車庫を伊勢原市内に移転計画
- 伊勢原市内:小田急線新駅設置計画
これらの小田急線小田原線沿線では街の様子が大きく変わる不動産開発、再開発計画が進められており、小田急線沿線の不動産開発・不動産投資の情報は注目をされています。
日本全体では人口減となっている世の中ですが、東京から伸びる小田急線沿線の開発はこれからも積極的に行われており、特に川崎市は数少ない人口が増えている街となります。
そのため、川崎市内を運行している鉄道沿線や駅周辺には特に人が集まり、これらの地域の不動産情報や投資には注目が集まります。
【小田急線向ヶ丘遊園駅・小田急線沿線:不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】
神奈川県川崎市:大規模再開発事業へのリンク
神奈川県川崎市は首都:東京と日本最大の政令指定都市:横浜に挟まれたベッドタウンとなっており、人口減が始まっている日本の中でも「人口増」が続いている稀な街です。
ファミリー層が多く住み、東京や横浜に挟まれた場所の良さがあり、働く、住む、遊ぶに便利な街として発展をしています。
特に川崎市内の川崎駅・武蔵小杉・溝ノ口・登戸・新百合ヶ丘など、複数の鉄道路線の乗り換えが可能な便利な駅を中心に発展しており、これらの街を中心とした再開発・超高層ビル・タワーマンションの計画・建設が続々と行われています。