月島地区:最高高さの超高層マンション「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」

中央区月島は元々東京の情緒溢れる下町であり、現在でも古い街並みが一部残る地域となります。

しかし近年では東京都中央区という立地ということもあり、都心への近さが注目をされ2000年代に入り超高層マンションの建設が活発になりました。

これまでも数多くの超高層マンションが月島には建設されておりますが「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」は月島と隣接する勝どきでは「最高峰:最も背の高い199m」の超高層マンションとなり、周囲の景色が一変する計画です。

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月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業 概要

月島には今までも数多くの超高層マンションが建設されてきましたが、その中でも最大規模に匹敵する再開発・超高層マンション建設計画となります。

月島三丁目北地区市街地再開発組合:ホームページより
地区名称・事業名月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業
住所東京都中央区月島3丁目
アクセス東京メトロ有楽町線・都営大江戸線「月島駅」徒歩6分
都営地下鉄大江戸線「勝どき駅」徒歩6分
地区面積約1.5ヘクタール
街区名A1街区・B-1街区・B-2街区
敷地面積A1街区:約10,070㎡
B-1街区:約1,050㎡
B-2街区:約880㎡
延床面積A1街区:約146,210㎡
B-1街区:約1,540㎡
B-2街区:約2,420㎡
階数A1街区:地上58階、地下2階
B-1街区:地上6階
B-2街区:地上7階
高さA1街区:約199m
B-1街区:約23m
B-2街区:約25m
用途A1街区:住宅・商業・保育所・デイサービス等
B-1街区:障害者・グループホーム等
B-2街区:住宅等
住戸数A1街区:約1,317戸
B-1街区:なし
B-2街区:約67戸
総事業費約850億円
参加組合員住友不動産株式会社・東京建物株式会社・大和ハウス工業株式会社・一般財団法人
首都圏不燃建築公社

月島駅・勝どきで「最も背の高いマンション」

月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業に建つ超高層マンションは、超高層マンションが乱立する月島・勝どきの街の中でも最も背の高い高層マンションになります。

高さは約199mを予定としており、隅田川沿いに建つ圧倒的な高さから周辺の高層マンションの中でも特に注目をされることは間違いありません。

月島三丁目北地区市街地再開発組合:ホームページより
月島三丁目北地区市街地再開発組合:ホームページより

月島の街並み・景観についての意見

月島は中央区の中でも下町の街として代表される街であり、東京都内でも都心からの近さや鉄道のアクセスも良く、近年多くの高層マンションが建設されている街の一つです。

一方元々もんじゃ焼きの街として、下町情緒ある街として知られており、高層マンションの乱立により昔ながらの街並みが無くなってしまうという意見もあります。

一方、下町ならではの木造の建物が密集しており、防災の面から見ると危険であるという認識もあり、「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」では、高層マンションの建設だけではなく、広場・歩道・隅田川への動線などのアプローチを設け災害時の避難スペースを設けるなどの対応を行います。

東京都中央区の湾岸地域「ウォーターフロント」は今後も発展する

中央区月島・勝どき・晴海地区は都心からの近さもあり、今後も超高層マンションが建設されやすい地域になります。

一方で課題となっているのは都心:中央区でありながら「公共交通手段」がまだ乏しい地域があることですが、2000年代に入り都営地下鉄大江戸線「勝どき駅」の開通、東京オリンピック2020に合わせて運行が開始された「東京BRT」などの整備が行われました。

都営地下鉄大江戸線「勝どき駅」では、駅構内の再整備を行い、増え続ける利用者に対応するため対面ホームの新設、近隣で建設されている超高層マンションへの通路動線が完成しています。

また、新橋駅・虎ノ門ヒルズと勝どき・晴海を結ぶ「東京BRT」の本数・路線数の増加が検討されています。

更に構想段階ですが、中央区内を走る「地下鉄新線」の計画もあります。

東京都中央区は近年都心回帰にて、大きく人口が増加をしている区になり、今後も不動産開発・投資が優先的に行われていく地域の一つになります。

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月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業周辺の再開発事業

東京オリンピック2020選手村跡地の高層住宅群「ハルミフラッグ」
ザ・トウキョウタワーズの近く:豊海町にて建設が始まっている超高層マンションです。
勝どき駅からもアクセスが良く、地下道にて接続予定の超高層タワーマンションです。
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