江戸川区役所移転・新庁舎高層ビル建設:船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業

東京23区東部に位置する江戸川区では、現在江戸川区本庁舎の建て替え・移転計画が検討されています。

計画名は「船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業」とされ、2023年10月10日に都市計画が正式に決定されました。

江戸川区役所は東京23区内の区役所の中で、現在建て替えが進んでいる最も古い本庁舎「世田谷区役所」の次に古い本庁舎を使用しており、老朽化の懸念から建て替えが以前から検討されていました。

江戸川区役所は世田谷区役所のように現在地に建設されるのではなく、現状の江戸川区役所が駅から遠いという不便な点があり、新たに交通の便が良い「都営新宿線:船堀駅前」の再開発事業として移転を行います。

新しい江戸川区役所は庁舎敷地(北棟)と民間敷地(南棟)に分けられており、区役所機能だけではなく商業施設や共同住宅なども建設されることになります。

予定では2023年度着工・2025年度の完成の予定となり、今後江戸川区役所が移転する船堀駅前の不動産開発・不動産投資・住まいに関する情報に注目が集まっています。

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【都営新宿線船堀駅・都営新宿線沿線:不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】






東京都江戸川区役所建設基本構想・移転計画案

江戸川区役所移転・新築計画:江戸川区公式ホームページより
船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業:プレスリリースより
左側が新しい江戸川区役所のイメージ
計画名江戸川区役所建設基本構想
船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業
住所(現在地)東京都江戸川区中央一丁目4−1
新住所(移転地先)東京都江戸川区船堀四丁目
移転先アクセス都営地下鉄新宿線:船堀駅徒歩2分
建物の高さ庁舎敷地(北棟):約99m
民間敷地(南棟):約99m
建物の階数庁舎敷地(北棟):地上21階
民間敷地(南棟):地上26階
敷地面積庁舎敷地(北棟):約9,600㎡
民間敷地(南棟):約7,300㎡
延べ床面積庁舎敷地(北棟):約61,400㎡
民間敷地(南棟):約60,400㎡
用途庁舎敷地(北棟):庁舎・駐車場 等
民間敷地(南棟):商業・業務・共同住宅(約400戸)・駐車場 等
工事着工2023年度予定
竣工2025年度予定
船堀四丁目地区第一種市街地再開発事業:プレスリリースより

上記が新しい江戸川区役所移転先予定地となります。

老朽化・現状不便な立地の江戸川区役所移転・新築計画

江戸川区役所は東京23区内では世田谷区役所に次ぐ、本庁舎建物の古さが問題となっています。

江戸川区役所は老朽化のため、防災の面から行政機能を持った本庁舎が、地震などの災害で機能不全となってしまう問題があるため、早急に建て替えを行わなければならない事態となっていました。

江戸川区役所の建て替え構想の正式発表は2019年に既に発表されており、2023年度の着工・2025年度の完成を予定しています。

また世田谷区役所とは違い、既存の場所には隣接地に余剰の土地がありません。そのため行政機能を保ちながら本庁舎建設を行うに江戸川区役所は「移転・新築」を行います。

最寄り駅から遠い既存の江戸川区役所を都営新宿線:船堀駅徒歩すぐに移転

船堀駅:AC写真

江戸川区役所へ行くには自家用車またはバスが最も良い手段となり、最寄駅であるJR新小岩駅からは徒歩ですと20分〜30分以上掛かる距離にあります。

そのため、老朽化建て替えではなく移転をするべきという話が以前からありました。

新しい江戸川区役所の候補地として「都営新宿線:船堀駅」徒歩圏内の立地に建設されることが決定し、現在の江戸川区役所が駅から遠いという問題が解決されることになります。

新しい移転先は船堀駅前「タワーホール船堀」北側にあった都営住宅跡地となり、古い団地の土地の有効活用を活かして行われるまちづくり計画です。

都営新宿線:船堀駅とは

都営新宿線:船堀駅は、新宿駅から千葉県市川市の本八幡駅を繋ぐ「都営新宿線」の途中駅です。

都営新宿線は新宿駅までの間に「市ヶ谷」「九段下」「岩本町(秋葉原)」などの東京都心を通る便利な路線となり、JR中央・総武線各駅停車のバイパスとして機能しています。

江戸川区は鉄道での区内の南北移動は不便な街となりますが、東西の鉄道移動はとても便利な街となり、船堀駅前に江戸川区役所が移転されることで都心への移動がスムーズになります。

一方、江戸川区役所は江戸川区民の行政業務を行うことがメイン業務のため、区民に利用しやすい施設でなければなりません。

そのため、南北に広い江戸川区の交通網について、将来的に江戸川区内を通る都バス路線などの再編が必要になっています。

最新の高層ビルに移転・建て替えをされる江戸川区役所

江戸川区役所移転・新築計画:江戸川区公式ホームページより

江戸川区役所は移転・新築される際に「高層ビル化」をされる予定となります。

建物のレイアウト・規模は現時点では未定となりますが、既存の江戸川区役所より「建物の高層化」をされることになります。

江戸川区役所レイアウト案は2つの案があり検討を行っておりましたが、結果B案(20階建)を基本として検討されていくことになり、最終的には2棟の高さ99mの超高層ビルを建設することになりました。

行政機関だけでなく商業・住居なども入居する計画が立てられていましたが、予定通り庁舎だけではなく商業施設・住居も設置されることになっています。

更に江戸川区役所の隣には再開発・高層ビルを建設する計画があり、新しい江戸川区役所移転先となり便利になる「都営新宿線:船堀駅」周辺の不動産開発・投資・住まい情報に注目が集まります。

【都営新宿線船堀駅・都営新宿線沿線:不動産開発・不動産開発・住まいへの情報】






東京23区:区役所建て替え・移転計画

東京23区では古い本庁舎を使用している区役所の建て替え・移転などの計画が進んでおり、既に建設が始まっている区役所もあります。

区民の安心安全のためにも老朽化した区役所の建て替えは必須であり、早急の計画・建設が求められています。

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