東京都葛飾区「京成高砂駅」は東京都内の鉄道要所とされており、京成本線だけではなく、京成押上線、その先に直通する都営浅草線・京急線、北総線、京成金町線が乗り入れを行う駅となります。
これだけ多くの路線が絡むことで、この駅が機能不全になることは首都圏近郊の交通に大きな影響を与えてしまう課題がありました。
近年では2022年に京成高砂駅東の高砂車庫内での脱線事故により、電車の移動ができなくなってしまい、多くの利用者に影響を与える不具合が発生しています。
以前より立体交差化をすべきと言われていた京成高砂駅周辺でしたが、事業の難しさから後回しにされていました。
工事開始時期、完成時期は未定ですがようやく京成高砂駅の立体交差事業が開始することになります。
【東京23区内:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】
交通の要所:京成高砂駅の高架化・車庫移転計画
京成高砂駅は、東京23区北東部「葛飾区」にある鉄道駅です。乗り入れの路線まで含めた利用可能鉄道は、
- 京成本線
- 京成押上線
- 都営浅草線(京成押上線直通)
- 京急本線(都営浅草線直通)
- 北総線
- 京成金町線
これらの路線の利用が可能な駅となります。
また京成高砂駅の東側すぐの場所には「高砂車庫」があり、電車の始発・終点の設定が数多く設定されています。
そのため、京成高砂駅を利用されたことがない方でも「京成高砂駅」の存在を知る方は多いのではないでしょうか。
京成高砂駅でのトラブルは各路線にも大きな影響がある
京成高砂駅は複雑に直通路線が重なる駅であり、更に車庫まで併設されている駅です。
そのため東京都内でも特に重要な駅とされていますが、この駅で何かしらのトラブルが発生した場合は、直通先の路線まで大きな影響を与えます。
実際に2022年11月17日に発生した京成高砂駅構内で発生した事故により、10時21分頃から20時49分まで運行が出来なくなってしまう事態が発生し、京成電鉄は謝罪の文面を公開しています。
リンク:京成高砂駅構内で発生した脱線事故の影響による列車の運行について【お詫び】
所属する京成本線だけでなく、上記の京成押上線、直通先の都営浅草線、京急線、北総線などの運行にも大きな影響があり、一部区間で運行停止となりました。
京成高砂駅は運行上のトラブルが発生すると、各路線に大きな影響を与える駅のため、駅周辺の高架化と車庫整備が改めて重要であることがこの事故により発信されています。
開かずの踏切の解消
2022年11月17日の事故は運転手の運行操作の誤りから発生していますが、京成高砂駅の側には「2ヶ所の踏切」があり、ラッシュ時には「開かずの踏切」となっている課題があります。
踏切のため、人や車との接触が発生するリスクがありますが、更に京成高砂駅は複数路線への乗り入れと車庫を兼ねているため、運行に大きな影響を与えてしまいます。
京成高砂駅周辺は中小の雑居ビル、住宅が密集する地域となり、工事がとても難航することが予想されますが、早期の立体交差化の実現が求められています。
【リンク:建設通信新聞・京成高砂~江戸川駅付近/連立着工準備採択で開発加速】
【東京23区内:不動産投資・資産形成情報資料参考リンク】
東京都内の鉄道立体交差化事業
東京都は東京都内の立体交差化を推進しており、東京23区内を中心に各地で鉄道と道路の立体交差化事業が行われています。