東京都は2024年10月に江東区有明に開業を目指している「有明アーバンスポーツパーク」の事業候補者を東京建物を代表にしたコンソーシアムにすることを決定、正式オープン日は「10月12日」に決定し、先日オープンをしました。
コンソーシアムとは互いに協力をするために組まれた組織や人の集団のことを差し、多くの企業が関わり、有明にスポーツパークの整備を行う形になります。
有明アーバンスポーツパークは、東京オリンピック2020大会時の仮説を施設を活用して、アーバンスポーツ施設、運動施設、飲食施設が整いました施設を開業させ、開発が進む東京湾岸エリアの活性化を行うものです。
東京の湾岸エリア(ウォーターフロント)は近年急速に発展を続けており、注目をされる超高層タワーマンション、まちづくり、今回のスポーツ施設などの再開発が行われています。
特に注目される湾岸エリアは、中央区「勝どき」「晴海」、江東区「豊洲」「新豊洲」「有明」などのエリアが該当し、お台場・青海地区などの臨海副都心へとつながる地域です。
これらの地域は東京オリンピック2020の選手村や施設があった場所でもあり、オリンピックで使用した施設の有効活用を行い、スポーツパークを設置します。
東京都は有明アーバンスポーツパークを「新たなスポーツの聖地」として位置付け、国立競技場エリアとは別のスポーツを楽しめるエリアとして発展させていく狙いがあります。
多くの再開発・都市開発が計画されている東京湾岸エリア、臨海副都心の今後の発展には特に注目が集まります。
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東京都江東区有明・スポーツの聖地「有明アーバンスポーツパーク計画」
計画名 | 有明アーバンスポーツパーク |
所在地 | 東京都江東区有明一丁目7番2 |
開発代表企業 | 東京建物 |
開業予定時期 | 第1期:2024年4月「大会レガシーゾーン」 第2期:2024年10月「多目的ゾーン」 |
設置予定施設 | 大会レガシーゾーン「3X3バスケコート」「スケートボードパーク」「屋内ボルダリング」 多目的ゾーン「屋外アスレチック」「ランニングスタジアム」「広場」「マルチプルスペース」「店舗棟(A棟・B棟)」「駐車場」「駐輪場」 |
東京オリンピック2020で使用した仮説施設を利用したスポーツテーマパークの開設
有明アーバンスポーツパークは、東京湾岸エリアに計画されている「東京オリンピック2020」に使用された仮説競技場を利用したスポーツのテーマパークを設置する計画です。
具体的なエリアは江東区有明「ゆりかもめ:有明テニスの森駅」周辺の地域を開発して行われる計画となります。
有明アーバンスポーツパークには主に「アーバンスポーツ施設」「運動施設」「飲食施設」が一体となったテーマパークが設置されることになり、全面開業は2024年10月の予定です。
「2024年4月先行開業:大会レガシーゾーン」2024年10月開業「多目的ゾーン」の2段階でオープン
有明アーバンスポーツは、2024年4月開業の「大会レガシーゾーン」と2024年10月の全面開業時に開業の「多目的ゾーン」と分けてオープンを行います。
大会レガシーゾーンは、主に東京オリンピック2020で使用をした競技場の再利用を利活用することとなり、
- 3X3バスケコート
- スケートボードパーク
- 屋内ボルダリング
上記が再整備をされて設置されます。
多目的ゾーンは、
- 屋外アスレチック
- ランニングスタジアム
- 広場
- マルチプルスペース
- 店舗棟(A棟・B棟)
- 駐車場
- 駐輪場
これらの施設が整備されます。
大会レガシーゾーンは東京オリンピック2020の設備を利用することになりため、多目的ゾーンより先行して開業ができる予定となります。
東京都が目指すスポーツの聖地「Tokyo Sports Wellness Village “ARIAKE”」
東京都が目指すスポーツの聖地のテーマは「Tokyo Sports Wellness Village “ARIAKE”」と設定し、東京オリンピック2020大会が行われた際の「感動や記憶の継承」「アーバンスポーツをきっかけとした健康的で幸せを感じるライフスタイル」を掲げています。
このテーマのまちづくりを行うため、有明にスポーツのテーマパークが設置されます。
東京オリンピック2020は「コロナ禍」の中で行われたオリンピックとなり、制約や海外からの来訪者が限られる本来のオリンピックの盛り上がりでは開催できなかった背景があります。
東京で1964年以来に行われたオリンピックとして、記憶に残る施設や健康を考えたまちびらきを意識した地域活性化計画となります。
有明の隣町「豊洲」「新豊洲」では豊洲市場・東京ガスによりまちづくり計画が始動
有明アーバンスポーツパークが設置される隣町、豊洲・新豊洲エリアでも、豊洲市場に隣接した集客施設「千客万来施設」が2024年にオープンします。
また、東京ガスの工場跡地などを再開発・超高層タワーマンションを建設する「TOYOSU2022」計画がゆりかもめ」新豊洲駅周辺の土地で行われます。
有明・豊洲・新豊洲は運河を隔てて隣町となり、湾岸エリアが一帯となった開発大規模な計画が同時に進められています。
有明アーバンスポーツパークの課題:交通アクセス
有明アーバンスポーツパークが設置をされる江東区有明は現状鉄道は「新橋〜台場〜有明〜豊洲」を運行する「新交通ゆりかもめ」と都営バスのみです。
上記の公共機関だけでは輸送力不足となるため、中央区の湾岸地域を運行されている新交通バスシステム「東京BRT」を2023年4月より、起点となる「虎ノ門」「新橋」から、豊洲市場、有明、東京ビッグサイト、東京テレポートにも運行を開始します。
しかし東京BRTが運行開始を行なっても、将来的に輸送力が足りなくなると言われており、中央区と江東区では更に東京駅・銀座方面から勝どき・晴海・有明を通る「臨海地下鉄構想」が計画されています。
東京都は2024年10月の開業時点で交通網がどれだけ整備ができるのか、将来臨海地下鉄計画などの大規模な鉄道新線計画が本当に実現できるのかは現状未定です。
発展の可能性を感じさせる街・有明
江東区有明は元々湾岸の埋立地であり、東京都心から直線距離で近い場所にありながら、広い土地が多く残るエリアです。
今後も多くの開発が行われる可能性を残しており、有明や臨海副都心などの東京湾岸エリア(ウォーターフロントエリア』の再開発、不動産投資などの情報は今後も注目されることになります。
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